第3話 やったか!!
スライム討伐中。
「と!や!くそ、なかなかすばしっこいやつめ」
「それ私が倒した死体だよ!なんで死体相手に攻撃が当たらないんだよ!」
突然ゴブリンが現れる。
「俺に任せろ!」
なんと1撃で真っ二つになった。
「なんでゴブリン相手だと圧勝できるんだよ!」
「やったか!!」
言ってしまった。呪いの言葉を。小説の世界で「やったか」はつまりそういうことである。男は油断してゴブリンの死体を背にしている。
「うしろ!危ない!ゴブリンが復活する!」
「いやいや、復活するわけないじゃん」
ここは私が倒すしかない!間に合え!!
「あれ、ゴブリン復活しない…」
「な?言っただろ?」
そんなことがあるのか?小説で「やったか」って言って敵が復活しないことあるのか!?
男に変な人だなぁ。と思われた。屈辱である。相手のことを思って言っただけなのに!
「そろそろレベル上がったんじゃない?」
「いや、レベルとかそんな非科学的なものがあるわけないじゃん」
「スライムも充分非科学的だよ!?わかってる!?」
ここ小説の世界なんだから現実的なマジレスとかいらないんだよおおおおおおおお!!
神様「貴女は小説の主人公です」主人公「え?」 @simassima
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