ど根性モンロー

決起集会

スフレヤーンを爆買いよ！

「今年から来年に掛けて、スフレヤーンは猛威を振るうわね！」

「どう言う造語なんですか？」造語と決め付けても？

「焼き菓子のスフレと、英語の糸＝ヤーンの合体語なのー！」

イメージ先行で行くと、ふわふわもこもこ素材っぽい。

「モンローさんもＧｉｒｌｙなの似合うと思いますが……」

「思いますが……？」

「セクシー路線で攻めるなら、身体のラインを強調した方が……」

「した方が……？」

「世間一般的にいいのでは、って思っただけですよーだ！」

「んもう！　なによん！　こんの、ＥＤ青年！」

「なんですか！　このっ、無駄足ハイヒール！」

ううん、素直じゃないなあ、お互いに。

「乳輪でえす……失敬、郵便でえす」

「あら、どちら様からかしら？」

「……モンローさん、ボナパルト将軍からみたいです」

先刻の手紙がモンローの下に

「ふんふん、ノー・フェイスはカオナシなんですって」

「カオナシは表現技巧的にカオアリですけどね」

直ぐに宮崎アニメだと察する坊主。

「アンディー・ウォーホールなアチキに勝る……」

「プリントＴシャツなし、ですね」

仲はそこまで良くは無いが、タッグを組ませたら最強の二人。

「カオナシはカオアリ」意外と真理を突いているかも？

ノー・フェイス攻略の鍵は、無い筈の表情を読み取ること。

透明人間を炙り出すには、色素を辺りにばら撒くこと。

無い筈のモノが存在を現すのは、正にそんな時。

無地柄を無地柄に留めないことが、今回の勝機に繋がると確信！

ド根性モンローＶＳ無地柄「ノー・フェイス」

両者、決戦の日は近い！

プリントＴシャツ軍団にも、決起集会を掛ける姉御肌。

「ＳＴＡＮＤ　ＢＹ　ＭＥ」「ＬＯＶＥ　ＲＡＴ」

「ＷＨＩＴＥ　ＢＥＡＲＤ　ＰＩＲＡＴＥＳ」