ウニ買ウニー

鮭さん

第1話

 日曜だし昼からビールを飲みましょい。ビールおいぴーまんだねー。オイピス。オイピース。オイピースを見よう。オイピース!!オイピース!!


 ちゃららーん


 オイピース!!


 ちゃーちゃーちゃら!ちゃっちゃー!ちゃーちゃーちゃら!


 オイピース!!


 オイピースを探せえ!


 オイピースどこかなどこかなー!


 どこかなどこかなー!!


 海にあるらしいよ!!


 海にオイピースあるらしいよ!!潜りましょう!!


 ゴボボボボボボボボボ!!


 苦しいよお。


 ウニがありました。ウニゲットー!!ウニ売りましょう。ウニ売りましょう。


「ウニを売りたいんですけどー!!」


 ウニ売り場はあっちだよ!


 ウニ売り場に来ました。ウニ売り場では見渡す限りみんなウニを売っています。海の男たちがー!!ウニを売っている人が100人くらいはいますね。


「ウニ買いませんかー!!ウニ買いませんかー!!ウニ買いませんかー!!」


 とみんな言っているけど、ウニ買う人はいません。ウニ売る人しかいません。


「ウニ買いませんかー!!ウニ買いませんかー!!ウニ買いませんかー!!」


 と、みんな叫ぶ。海の男たちが叫んでいるよ。僕も混ざろう。ウニ、売らなきゃいけないものなー!!


「ウニを買ってくださいー!!ウニを買ってくださいー!!」


 ウニ買う人はいません。ウニ売る人以外人いません。こんな中ウニを売ることなんて出来るのでしょうか?


「こらっ!!ウニ!!お前もお願いしろ!!」


 ウニ売り人の一人が怒りました。でもウニは黙っています。


「ウニー!!お前もお願いしろー!!ウニー!!おい!ウニー!!」


 ウニ沈黙!!


「なめんじゃねー!!」


 ぐしゃーっ!!


 ウニ壊しました!!どろどろどろどろ!!中身出てきました。


 ヒヒーッ!!


「ウニ!!頑張る!!」


 ウニが言いました。ウニが叫び出しました。


「私を買ウニー!!私を!!私を買ウニー!!私を買ウニー!!」


 ウニがみんな叫び出しました。


「ウニに負けてたまるかよ!!俺たち人間も!!負けてらんねーだろーなよー!!!!」


 うおおおおおおおおおおおおおおおお!!


「ウニを買えー!!ウニを買えー!!!!ウニを買えー!!!!ウニを買えー!!!!」


「ウニ買ウニー!!ウニ買ウニー!!ウニ買ウニー!!」


 うおおおおおおお!!人間とウニが協力しているー!!みんな喜びました。協力しているー!!協力しているー!!


 そこに人が通りかかりました。彼は何も持っていませんから、ただの人です。ウニ売り人ではありません。あいつに売るぞー!!


「ウニを買えー!!ウニを買えー!!!!ウニを買えー!!!!ウニを買えー!!!!」


「ウニ買ウニー!!ウニ買ウニー!!ウニ買ウニー!!」


 一層声は大きくなりますが


「私は宝くじを買うよ。」


 と言って行ってしまいました。宝くじにウニ売りたちは負けてしまいました。


「宝くじを買うなんて、あいつは馬鹿だな。」


「そうだな。馬鹿だ。馬鹿に決まってる。馬鹿に決まってるわ。ああやって一生を無駄にするんだわ。」


「ああそうだ。ぜってー。あんなやつに買われなくてよかったよな。」


「そうそう。残念なやつだよ。」


 みんな悪口を言って溜飲を下げました。

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ウニ買ウニー 鮭さん @sakesan

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