巨大なゾンビ
「来るなぁ! 寄るなぁ」
襲いかかってくる魔物を捌きながら刀の能力で凍らせる
走って魔物が後ろに固まったのを確認して刀の能力を使う
15体、数としては多いが凍らせれるなら楽々倒せる……ハズだった
足が凍りつくと同時に脚を自切して這いずってでも来ようとする
地面を凍らせるため足から凍る、足を自切すれば全身が凍ることは無い
「這いずるなぁ!」
何度も能力を使って這いずってる魔物も凍らせて15体全員を氷漬けにする
「早く殺さないと……」
刀を持って氷漬けになった魔物に近づく
刀を振るい当たる直前で氷が砕ける
「なっ……」
異能で距離を取る
一階層で何体も同じ戦法で戦った、一度も砕かれていない
今回少し手間取ったとは言えしっかりと凍らせている
(さっきの奴らとは違うってことか……?)
「マジで最悪」
「まずは数で、それでダメなら質か」
「質? 何を言って……ちょっ、待って……嘘でしょぉ……」
氷漬けから脱出した魔物の一体が周りの魔物を掴み吸収していく
その度にどんどん大きくなっていく
凍らせようとするが止まらず仕方なく刀で切り掛る
肥大化した腕を真っ二つにして刀を胴体に突き刺す
怯む事なくもう片方の腕で攻撃を仕掛けてくる
刀を引き抜き異能で逃げる
周りの魔物はその一体の元に行き吸収されていく
14体吸収し終えた魔物はとんでもなく大きくなっていた
その大きさは餓者髑髏よりも大きい
見た目そのままで肥大化した魔物、澪はその姿に思わず叫ぶ
「いやぁぁぁ!」
「うるさいぞ」
「無理無理無理、グロテスク過ぎるって、てか15体吸収してもそんな大きくならないでしょ!?」
「知るか、現に大きくなっているのだからなるのだろう。戦わねば死ぬぞ。……来るぞ」
バルフェリアの言葉とほぼ同時に魔物の拳が降ってくる
回避して距離を取る
「てかさっき切った腕も吸収して生やしたのか? この巨体は凍らせれねぇし」
「何を悩む必要がある、切り刻め」
「だよなぁ」
接近して足を切る
太く巨大な足は一振りじゃ両断までは行かない
(届かないなぁ)
巨体になった事もあり動きが遅い
連続で何度も斬りかかり片足を切り落とす
片足では支えられず体勢を大きく崩す
魔物の前方に異能で移動して頭に切りかかる
深く切り裂く
倒したと確信するが魔物は動きを止めない、片手を振るってくる
異能で回避する
「頭斬ったのに死なないの!? 初めて戦うタイプ……生命力高すぎ」
「見ろ、再生するぞ」
魔物の体が再生する、傷口からモゾモゾと肉が蠢き治っていく
足も新しく生えて治る
「再生持ち!? てか再生方法も物凄く気持ち悪い……再生持ちなんてどうやって倒せば」
「無限再生では無い、魔石の供給には限界がある。限界まで切り刻めばいずれ倒せる」
「残念ながらその戦法はこっちが体力切れて負ける……」
「であればコアを破壊しろ」
「コア?」
「言わば心臓、魔石の供給を受け身体を形成している部位だ。再生持ちは必ずそれを持つ。小型でもどんな形でも」
「そのコアの場所は?」
「さぁな、ただコアを砕けば倒せる」
「コア探しか……再生なら斬った部位を凍らせても無駄か」
「そう考えるのは早計だ」
走って接近する
腕による攻撃を回避して切り掛る
再生には時間がかかる、斬ること自体は無駄では無い
(頭は斬った、いや、この巨体だ。外れた可能性はあるか。後考えられるのは胴体だろうが……何処だ?)
回避と攻撃を繰り返して戦う
見た目がグロテスクなので余り見たくは無いがコアを探すために凝視する
「うぅ……」
「そろそろ慣れろ」
「こう言うのはそう簡単に慣れねぇんだよぉ」
視線を逸らしたくなるが我慢する
特にそれっぽい物は見つからない
(流石に内部か……斬っても黒いモヤ出るから内部って見えねぇんだよな。コアを移動出来たらほぼ無理だが)
巨体でコアを移動出来るとなれば見つけたとしても砕くのが難しくなる
偶然斬りかかった所にあるでも無い限りはコアを破壊は難しい
「諦めろ。こう言った魔物は少なくないぞ」
「それは見た目? それとも再生能力?」
「両方だ。こう言った見た目の奴はダンジョンによるが居る。出るところは大量に」
「うへぇ……最悪過ぎる」
攻撃を避けて攻撃を加えるを続ける
頭や胴体を斬るには異能で背後に回るか再び足を斬って崩れたところを叩くしかない
足元へ走って向かう、澪の速度に追いつけないほどに行動が遅いのが救い
足元へ行き連続で切り裂く
何度も切り移動して反対側から斬るなどして再び足を切り落とす
そして帰り際に反対の足にも何度も攻撃を加える
傷を増やし再生速度を遅らせる
バランスを崩し前のめりに倒れた魔物の頭を連続でひたすら斬る
顔を向けてくる
「こっち見んな!」
目を刀で刺して内部を凍らせる
引き抜いて顔に傷を付ける
刺したりして深く切ってみるがコアの手応えが無い
(頭には無いか)
直ぐに胴体を切ろうと向かうが足の再生が終わっていて立ち上がる
「また足を切らないとな」
「あぁもう面倒!」
「ぐぎぁぁぁぁ!」
魔物は叫び両手足で地面を叩き始める
連続で目に傷を負っている為、デタラメに周囲を叩き続ける
これでは近付けない、足元に行こうにも足も動かしている
これでは近づけば攻撃に巻き込まれる
「どうする?」
「これは無防備な背中に移動だな。ただ今ある距離じゃ心許ない」
「どのくらいだ?」
「まぁ接近すればその分は稼げそう。ただ背中のどこに行くかぁ」
「人型だ。人間と同じところに弱点があってもおかしくは無い」
「心臓? でもあそこ骨あるんだよな。上手く刺せるかな。まぁ最悪骨ごとぶった斬るか」
「そうこうしているうちに目が回復するぞ。背中を狙うなら今だろう」
「接近はむしろ回復してからの方がいい気がする。背中はその後でも十分狙える、にしても回復が遅いな。凍らせると回復が遅いのか?」
「そのようだな。内部を凍らせたのが大きいのだろう」
「次足切る時は凍らせるか」
刀を握り移動しながら最適なタイミングを測る
タイミングを測っていると魔物は目を回復し終える
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