第5話「純真な様」

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デトロストのグレゴリーアルゴニクス

人の天分は死を準えた神々の虐殺

まぁ騒動に成らないほど

純に死していく我々

所詮は神が遣わした、器に過ぎず

興の一環で在るに違いない


神とはそれだけで

称えられ

人はそれでいて

差別を起こす

この両極のガイダンスが

ただの考えの違いから派生した

ケンタロスだと

星々は唄うだろう


ああ、なんと

光逆にある

我々の深層だろうか

この零位に諭した

由々しき、肯定論


それが人の中では

崇めない

スチュワードとなり

光来が降りたち

玉露の冒頭に

ただ謁見をなじり


神社を立てた

ああ、なんと酔いの岬であろうか

生きてなおも死しているものを崇め

その毅然にある

致死的な存在表明を

成しては崩し


ただの死を今宵も歌うのだろう

死はやがて花となり

花はやがて空を舞う

その意に

我らはあまりに


純真すぎるのだ。

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