第4話「では失敬」
懇願した殺意
霊脈にある善意
墓心を持ち合わせた私こそ
真の人間だ
邪念に喪失
その暗転と庇護の在り方
全ては直接的な関与か
または毒を盛るように
蹴落とせばいい
ああ、北海の地が名残惜しい
万来を帰す
その毅然たる絶対零度
全ては礼節に習ったと
気休めでしかない寒気を
到底、君無しには語れない
この馴れ初めを
君との序章を
さぞ安易になど
片付けれず
さては君の心に癒着して
愛なんてものが
芽生えて
そえさえ邪推だと
ただ嫌悪に忌み嫌い
たかが真実と嘘を
並べた時
君は苦笑するだろう
ああ、そうか
ならばいい
その浮かべた心に
やはり私は見劣りしてるのだ
ならばいい
生きて築いた
この君への信仰心を
ただ今夜だけは封印して
さぞ暗い冬に
息を落とすだろう
では失敬する、私の源よ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます