小説書いてて辛い事!
はい、どうも熊ノ翁です。
そろそろ2023年も終わりが近づく中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
熊は「12月以内に10万文字分の新作発表できなかったらアカウント削除」なんてノルマを威勢よくブチ上げた所、見事に自爆しまして現在絶賛苦しんでいる最中です。
ええと、2023年12月31日の大晦日な現在で、まだ2万5千文字ほどノルマ残ってるんですよね。
だもんで、これがもしかすると物書きとしての熊の最期の作品となるやもしれませぬ。
やっば!
まあそんな自業自得な自滅具合はさておいて。
小説書くのは楽しい事も一杯ですが、辛い事もその分沢山ありますよね。
今日はその辛い事について半分グチがてら書いていきます。
なにせこのエッセイのシリーズ名は「限界物書きの悪あがき創作記」だからね!
そりゃあもう、限界物書きの限界っぷりをまざまざと見せつけてやりますよ!
てなわけで、レッツゴー!
1、書いてて楽しくない
いやさ。
あの、正直に。
これ、熊以外の物書きさんでもあるでしょ。
や、アレよ?
「好きなキャラを好きなように書くの楽しい!」とか「僕の考えた最強に燃える展開を見せてやるんだ!」とか「ようし、こんな世界を作ってやろう!」とかさ。
本来小説書くのって、なんかそんな感じの楽しみがあるはずなわけですが。
なんだろ。
そういう楽しみや喜びがまるっと失せちゃう事ってあるよね。
しかもさ。
別に書いてても楽しくないのに、それなのに「書かなきゃ」って謎の使命感で書き続けてるの。
まあ今の熊がそうなんだけど。
この状態、本当に辛いんよな。
なんでこうなっちゃったんだろう。
自分が作ったキャラクターを、自分が作った世界で活躍させて、自分の作るドラマに沿って演じさせる。
こういう、ある種箱庭を作るのって本来なら楽しいはずなんですよ。
というか楽しかったはずなんですよ。
最初のとっかかりが楽しく無かったらそもそも書き続けてなんていないわけですし。
それが、こうね。
いつの間にやら楽しみとかそういうのが色あせていって、楽しくないなら書かなきゃいいのに、変な習慣や強迫観念から物語を作り続ける。
どうしてこうなった!
きっついきっついきっついわぁ!
おかしい!
自分の好きを詰めこんだ世界観やキャラクターや物語を作っているはずなのに、もうなんかひたすら賽の河原で石積んでるみたいな、そんな感覚になってくるのな。
あの、夢中で物語を作れた気持ちはいつ、どこで失せちまったんだろう。
そして地獄な事に、そんなに楽しくないのにやめられない。
これは本当に何なんでしょ。
呪いですね呪い。
辛いっす。
でも多分、一生涯解けない呪いなので向き合っていくしか無いんですよね。
この辛さに「うんうんわかる。どうしてこうなった」と共感してしまったそこのアナタ!
アナタはもう手遅れです。
死ぬまで熊と一緒に文章書きながら地獄巡りしましょう。
2、自分の未熟さが見えてヤバい
小説書き始めの頃って、自分の事を天才だと思えて楽しいですよね!
まあここは人によるので、そのまま「俺は天才だぁ~」とアミバ様気質のまま駆け抜けて、マジで成功を収めちゃう方もいらっしゃるわけですが。
ただ、大体の場合自分で書いてて自分の小説の未熟さに気づいちゃうんですよね。
そんなずっと夢見続けられないわけです。
そもそも、名だたるプロの方の作品を読んですら「あーここダメだな」とか「ふふん、ここはもうちょっと説明入れなきゃダメだろ」とか思って心の中でツッコミを入れてるわけです。
ましてやそれが腕の未熟な自分の作品だったら……もうどこから直して良いかわけわからなくなります。
いや、言いたい事はわかりますよ。
「ダメな所わかってるなら直せばいいじゃん」って。
そりゃまったくもってその通り。
実にごもっともな話です。
でもね、あのね、聞いて聞いて。
これがまた救いようの無い所なんだけどさ。
「自分の作品がダメなのはわかる。でもどこがダメなのかわからない」もしくは「この部分が何故ダメなのかはわかる。でもどうすれば直るのかがわからない」っていう、もう本当に救えない状態になって悩みまくるんすわ。
これクッソ辛い。
だってダメなの自分でわかってんのにどうにもできないんだもん。
もうそんなんならいっそダメな事に気づきたくなかった!
「ふはははー! 俺は天才だぁー!」と思いながらヘッタクソな小説を書き続けていたかった!
そっちの方がまだ精神的に幾分か楽だったよ!
でも、なまじ自分で小説書いて、人の作品読んでると、嫌でも自分自身の未熟な所が見えてくるんですよな。
あー見たくない見たくない。
いや、それで見えて直せる、改善できるなら全然良いですよ。
でもダメなのわかったからって、そこを直せるかはまた別の話なわけで。
もうね、ただただ「俺ってダメな奴だ」と自覚する能力が上がるって辛いというか端的に言って地獄。
シテ……コロシテ……
3、読まれない
あー、これは実に具体的な、辛い所ですね。
うん。
小説って、書いても読まれないよね。
ここで「そんな事無いよ。だって僕は私はちょろっと書いたら読まれまくりで書籍化決めたし。この前書いた新作も総合ランキング載って感想貰いまくりだし。読まれないって言う奴の気持ちがわからない」ッてな人は、明確に熊の敵です。
お前の作品の感想欄、熊が泣きながらクソリプ書き込んでやるから覚悟しておけよ。
ええと、話を戻しまして。
小説ってそもそも読んでもらいづらいんすよね。
その構造的に試し読みがしづらいというか。
SNSで絵と小説、どっちが見てもらいやすいかって、まあバズってんのは大体漫画でしょ。
小説。140文字小説はともかく、一万文字超えるような作品なんてバズる事は超レアで、まずありません。
なんでかって、ぱっと見で面白いかつまんないか分り辛いですもんね。
あと時間がかかる。
そして何より、世の中面白い作品は山ほど出回っていて、知名度の無い素人の作品なんて読んでもらえる方が奇跡なんですよね。
ちなみに熊もこれを書いてる本日小説を更新したのですが……やめよう、この話は。
一応なろうさんの場合だと、15ポイントあれば上位3割らしい。
つまり、それくらい読んでくれる人って貴重だっていう。
何という格差社会!
我々は、搾取されている!
まあそんなこんなで、一部の人気作品に読者は集中するわけで。
読まれないのが当たり前、読んで頂けたらそれは実に幸運な事なんだと思っておいた方が良いんでしょうな。
いや、わかる。
わかっちゃいるんだけど、総合ランキングのトップ層達が眩しすぎて日陰者にはその明りがキツいんだ……
あー書籍化してえなぁ。
SNSで「重版決定! 皆さんお読み頂き有難うございます! 漫画版の方もよろしくね!」とか書き込みてえなぁ。
4、毒感想
「相変わらずクソみたいな話書いてんな」
「お前才能無いよ。書くの辞めろ」
こんな感じの素敵な感想が投げ込まれるのが、投稿小説サイトの感想欄です。
働きながら、眠い目こすって書きあげた小説が、感想欄でボコカスにブッ叩かれているのを見かけたら、まあいい気はしませんよね。
しかもウェブ小説の場合、何故か謎の勢力が「こんなもん書いている奴は非モテ陰キャの弱者男性」だの「童貞の作者の痛い願望がこちらの小説になります」みたいなレッテルをやたらと貼ってくるので、悪意ある連中の目に留まると読まれる事も無く滅茶苦茶な暴言を吐かれたりします。
これは小説に限った事でも無いのですが、こちらを応援してくれる嬉しい感想を頂いていても、ネガティブな罵詈雑言に目が行きがちです。
多くのファンを抱えていて、どう考えても応援や賛同の声の方が多いだろうにふとした誹謗中傷に心病んでしまう芸能人の方が居たりするのも、まあそう言う事なんでしょう。
理屈の上では、自分を応援してくれている人の為に創作活動を頑張った方が建設的です。
作者や作品の事が気に食わず、作品批判のみならず人格批判までしてくるような連中の事なぞ本来であればまともにあいてなんてしてやる必要無いのですから。
というのは、頭では理解しているんですが、中々そうお利口さんにはなれないのが難しい所ですよね。
「嫌なもんは嫌!」っていう。
とはいっても、世の中何をどうした所で一定数のアレな人との出会いはあるわけで。
結局は慣れるしか無いんでしょうな。
悲しい事ですが。
いやぁねぇ。
5、嫉妬
「ああああああ! 何で、俺よりも、後に小説書き始めたアイツが、書籍化してんだよ! ファッキンファッキンファッキン!」みたいな感じの奴。
他にも「どおおおおして同じネタで小説書いたのに、アイツのは読まれて俺のは読まれないんだよおおおおお!」とか、なんかそんな感じの。
いや、世の中が不公平だって事はわかっちゃいる。
わかっちゃいるのよ。
才能の差もあれば、努力の差もある。
そして何より天運の差もあるんだ。
だから、同じトレンドの話を同じようなクオリティで出したとしても、アイツは総合ランキング入り、俺の方は閑古鳥、なんて結果に終わるのも、別に珍しい事じゃ無いんですよな。
それは、しょうがない事。
しょうがない事なんだ。
それはわかるけど、妬ましい!
くううううう、羨ましい妬ましい悔しい!
そして、こんなジェラシー爆発させてる自分に気づかされることが何より腹立たしい!
そりゃあね、僕らは同じ宇宙船地球号の乗組員で、ましてや同じ創作活動を趣味に持つ者同士だからね。
出来る事なら結果を出した仲間は応援してあげたい。
そういう気持ちはある。
でもでもでもでも、ご先祖様の血が騒いでしょうがないんです!
結果出てる人を見ると、羨ましいんです! 妬ましいんです!
「あーちっくしょ! こんにゃろ!」って思う気持ちが止められないんです!
辛いね!
もっとお利口さんになれればよかったのに!
とまあ、こんな感じに小説を書く事は楽しい事だけじゃなくてつらい事も一杯です。
それでもめげずに書き続けていきたいものですね。
何ぃ!?
熊の性格が悪いだけだと!?
それはまぁ、そうかもだけど。
小説書いてて辛い事!……END
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