都合の悪い意見なんざ聞き流せ! 何故なら都合が悪いからだ!

 どうも、熊ノ翁です。

 皆さん執筆進んでますか?

 熊はヒーヒー言って書いてます。


 さて、今日は物書きあるあるな悩み。

「やたらと批判的な感想が飛んできた時どうするか」について、思う所を書いていきます。


 丁度本日「お前のやってる事に意味あんの?」とか「あのダラダラダラダラした小説が〜」とか「無意味な企画」と言った感じの素敵な応援リプを頂きまして。

「ウヒョヒョ! こりゃエッセイのネタになるワイ!」と思いまして、筆を取った次第です。


 ええと。

 まず結論から言うと都合の悪い意見は聞く必要無いと思います。

 何故ならば、都合が悪いからです。

 この手の批判的な意見とどう向き合うかについては、皆さん答え違うかと思いますので、もし良かったら感想欄に書き込んで頂けますと幸いです。


 とりま、熊の事例で考えてみると、対応や捉え方はこんな感じです。


 まずは相手側の指摘内容のまとめ。


・1ヶ月で十万文字を書こうというチャレンジをしている。これは文字数しか基準が無く質が考慮されてないのでダメ。


・企画中に書いている作品を見たがダラダラした文章が続くだけでつまらない。お前はこんなものが面白いと思っているのか?


・こんな事をしても効果が無いからやめちまえ。


 とまあ、こんな感じですか。

 まず大前提として、物書きとして作品を表に出す以上、残念ながら何をどうやった所で悪評や批判は免れないんですよね。

 もーこればっかりは仕方難い!


 そりゃあさ、出来るんなら自分の書いた小説は、世界中の人間から褒めちぎられて大絶賛されたいよ!

 テレビで動画でsnsで、誰一人からの批判もなく、罵られる事も何もなく、賞賛の雨を浴びて浴びて浴びまくりたいさ!


 でもまあ、そんなん無理じゃん?

 人間100人いれば100通りの好みってもんがあるし、そもそも自分の小説がそんなに完璧かってーと、まだまだ道半ばな事はわかってるわけで。


 ましてや名だたる賞を取った名作や、数百数千万部売り上げたような人気作品でさえボコカスに叩かれたりする中で、自分の作品にだけは批判が出て来ないなんてのはあり得ません。

 読まれれば読まれるだけ否定的な意見や受ける悪意は増えるのが、世の定めってもんです。


 だもんで「僕の私の作品を悪く言うのはやめてくれ!」なんてのは言うだけ無駄……というか、諦めるしか無いんじゃねーかなーと思ったり。

 や、もちろんこれは「誹謗中傷を認めろ!」と言ってるわけじゃなくて。

 「こいつは精神障害者」とか「過去に犯罪してそう」とか「死んだ方がいい」とか「才能無いから書くのやめた方がいいよお前」とか「見てて不愉快。目障り」とかって一線超えた中傷を繰り返してるような輩を受け入れる必要無いですし、場合によっちゃあ訴訟したが良いとも思います。


 が、繰り返しますが、読まれれば読まれるだけ、そういう連中と出会う確率ってのは上がります。

 相手からの悪罵や否定の声を受け入れる必要性は特に無いですが、しかし沢山の人に読まれたいならこの手の文言に出会う覚悟はすべきでしょう。


 そんでまぁ、じゃあ出会っちゃったらどうするべきかについてなんですが。


「もしかしたら鋭い指摘かもしれないし、ここは真摯に耳を傾けよう」


 まずもって、これだけはやる必要無いと熊は見てます。

 何故なら相手の実績もわからなければ、こちらの事情や目指している事柄を相手が把握してるかも不明だからです。

 そして何より、教える気がある奴は指摘する言葉や伝え方も考えます。

 その辺マルっと不明だったりやってなかったりする意見は、聞く必要本気で無いです。

 相手の指摘に信憑性が無いので。


 その信憑性の無い意見をあえて聞くなら、そこはもう自己責任で「これは誤った指摘で、この指摘の通りにすれば自分は悪化するかもしれない」という覚悟の下に参考にした方が良いかと思います。

 何の責任も負う必要も無い立場からの発言を参考にするのですから、その位のリスクは普通にあるものと見ておいた方が良いでしょう。


 熊の事例で言うなら「お前の企画は文字数だけしか目標になってなくて意味無いからやめろ」と「ダラダラした小説を書くなんて無意味。お前はあんなもんが自分で面白いと思っているのか」について。


 さあこのご意見、果たして熊は聞く必要があるでしょうか?

 確かに良い小説を書くなら、量だけでなく質も大事です。

 ダラダラした小説を書き続けるのにどれほどの意味があるのかというのは、人によって意見の分かれる所でしょう。

 では熊はこの意見に耳を貸し、即刻企画をやめてプロットを練り直し、今書いてる小説を書き直すべきなのでしょうか。


 結論から言うと、こんなん一切耳を傾ける必要無いと熊は思ってます。

 理由は簡単、何よりこんなん聞いたところでモチベ下がるだけだから。

 そして付け加えるなら、現在のこちらの課題が何であるかといった事情がまるで考慮されてないから。

 さらに言うなら「うわぁ、今余裕無くて切羽詰まってるわ」というツイートに対してあえて攻撃的、否定的な文言で送りつけられてきた意見で、こちらへの配慮をする気が一切感じられないため。


 ある程度熊を知っている人なら、熊が「とにかく遅筆で作品を書き上げる事ができず、執筆速度を何とかしない限りどうにもならない」というクソデカウィークポイントを抱えてる事は知っているでしょうし、熊もそれを強く意識している事もまあ分かっているでしょう。

 Twitter上でも「年内はまず書く体力をつけて、年明けから新人賞に挑戦していく」ともちょいちょい言ってましたしな。


 それを考慮の上で尚「いや、これはしない方が良い」と助言するなら、相応の伝え方をするはずです。

 そういう「どうやったらコイツに伝わるか」という姿勢が無い時点で、別にこちらを思っての発言では無い事がわかるわけです。


 で、こちらに伝えようという気も感じられない、こちらの課題や状況、向かおうとしている方向性も把握してない可能性の高い、しかも現状こちらが改善に向けて行なっている努力に否定的で、さらに実績も不明な人間の意見を聞く事のメリットがどこにあるのかと。

 熊はこれ、相手の意見を聞いたとして何か得する可能性は極めて低いと見てます。

 だもんで、変わらず執筆速度を上げ、執筆量を増やす鍛錬を続けていくつもりです。


「ダラダラした小説を書くのに意味あんのか?」については「ある」の一言。

 今書いてる主な小説の「多数決クエスト」って作品については、いつもの五倍は生産量上げて推敲減らしてるから、文章荒れるのは当たり前の話で。

 ダラついてんのもそうやろなーとは思います。

 が、その条件の中で熊が「面白い」と思う事を詰め込んでいるのもまた事実です。

 それに何より最終的にはこの執筆量や速度がそのまま文章を精査し、推敲し、質を高める作業量に結びつくと熊は見てます。

 てかその為に書く量増やそうと、作業量のキャパ上げようと必死になってるわけで。


 そこまで把握の上で「いや、それでもお前の思うような結果は出ないよ」と言うならば、投げる言葉もまた変わってくるはずです。

 何より、こういう前提を否定的な意見をぶつけてくる相手に説明した所で理解してもらえるとは思えないからです。

 もちろん、もしかしたら「ああ、そうだったのか!」とこちらの状況や目指す所を理解してくれ、その上で為になる助言をくれる事もあるかもしれません。


 が、そんなもん割合的には1%切るでしょう。

 99%の場合「うるせー! 俺様のありがたい、客観的に正しい助言を聞きやがれ! お前はカスみたいな文章を書いて、無駄な努力を続けているダメな物書きなんだ!」と罵倒してきて物別れに終わるのがほとんどです。

 SNSでそこそこレスバしてきた熊の体感的に。

 てかそれで伝わる奴なら最初っから攻撃的な接し方して来ませんし。


 じゃあ、仮にその1%の分かり合えたという展開を引き当てたとします。

 それで役に立つ助言が得られるかというと、相手の実績や誠意がどの程度かわからん限り信憑性低いわけで。

 まあそうなると、良くて「あ、なるほどそういう事ね」と分かり合えるだけでプラマイゼロ。

 悪けりゃそこから罵倒合戦。


 こちらが何か有益な助言を得る可能性ってのは0.何%になるのか想像もつきません。

 そんな得る可能性の低い利益の為に、クソリプ送りつけてくる相手の言う事に耳を傾けてやる必要性がどこにあんのかって話です。

 ネタにしてインプレッション稼ぐとかすんなら、また計算式も変わるでしょうが。


 ただ基本的にこういった場合、損得考えたら損する可能性が高いです。

 んな事に時間かけるなら、それこそ同じ時間で自分を応援してくれる人とのやり取りに時間を割いたら、執筆してた方が遥かに建設的ってもんです。


 これをお読み方どう考え、どう行動するかは人それぞれ違いはあるでしょう。

 ですが「これは自分の得になるのか?」って所は考えて、人の言う事に耳を傾けた方が得る物は多いかと熊は思いますな。


都合の悪い意見なんざ聞き流せ! 何故なら都合が悪いからだ!……END

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