生も死も、変容の一つ

 男性が結婚によって、ジェンダーが変容していくSF世界が描かれています。
 生も死も、変容の一種であり、人間の本質は「変わり続けること」なのかも。そうだとすれば、ジェンダーの変容も目くじらを立てることではないのでしょう。

 男性主人公が結婚して、生涯を終えるまでの姿が、とても肯定的に描かれています。愛し合えるパートナーを得ることは、素晴らしいことなのだと思わせてくれた作品でした。