変化

錆びた鉄屑の中に埋もれてしまった君は。傷つき、あの頃の純粋さを無くしてしまった。

君は再び輝きを手に入れるために磨き、磨き、磨き。いつしか君の心は小さなビー玉になった。

君は小さくなった心を見て嘆いたが、そのビー玉はとても透き通っていて、他の何よりも美しかった。

ビー玉の小さな輝きはやがて、辺りを照らし始めた。

一面に広がるこげ茶色い世界は、そこから徐々に作り替わっていく気がした。

かわったよ。僕も、君も。

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