第9話の裏話とこだわり

 この下は【スキル使用可】リアル脱出ゲーム9話を読んでからお読みください。


 これは、【スキル使用可】リアル脱出ゲームへの作者のこだわりについて書いたものです。

 伏線の細かい箇所については、ここで全ては書きません。




 では、9話です。


 ―――岡部さんの持っていた紙は後ろのライトが透けるほど薄かった。

 あの時は、ただ薄い紙の可能性もあったため、言及はしなかったがよく見れば、誰でも見抜けるレベルだった。―――


 ここは少しひねりがある文章にしました。この編は他の人の視点なんかを出したときに、気付いてくれたらうれしいところですね。






 ―――博人は後ろのポケットを探り、隠してあった消しゴム付き鉛筆を取り出した。

 そして、部屋から持ってきた鉛筆を使って、透かしをなぞってみた。―――



 そうなんです。よく見てみると、部屋から出るときに、鉛筆持ってきてますよね!わざと鉛筆を持ち去ったと書かなかったので気が付かなかった人も多いと思いますが、このために持ち歩いていました。






 ―――『チュートリアル特典

 ・ランダムステータス中上昇

 ・LUK-1

 ・スキルD【観察眼(小)】  』―――


 これが、チュートリアルの本当の報酬でした。ね?入手難易度からみても、視力上昇より少し強い能力で設定しました。






 ―――『チュートリアル特典

 ・ランダムステータス中上昇

 ・

 ・スキルD【観察眼(小)】  』―――



 さて、強い能力だからこそ、マイナス要素が付いてきています。「LUK-1」です。


 今はどれだけのことか分かってはいませんが、最新話まで読んでいる人たちにとってはこれがどれだけのことか分かるのではないでしょうか。



 そこで、消しゴムの使用です。

 書くことができるなら、消すこともできる。簡単なようで気が付きにくいですよね。


 だからこそ、消しゴム付き鉛筆にしました。そうすれば持ち運びに違和感が無くなるからです。



 ま、ひっくり返して使うのが、かっこいいからってのもあったんですけどね(笑)


 これで、2つのことをクリアしたので、かなりDでもレベルの高いスキルを手に入れることに成功します。





 ―――『部屋に入ったら必ず読もう☆上』

 ―――必ず読もう☆上 ね。


 星の上だけ読んでみると『ぜん部うそ』。

 要は、紙に書かれていたことは全部嘘ってことになる。

 だから鉛筆は持ち出していいし、使っていい。

 むしろ持ち出して使わないといけないってことになる。



 正直今回は運がよかった。

 岡部さんに会っていなかったらこの成果を上げるのは難しかっただろう。


 LUK+3…これがどんな価値をもつのかは分からないが、今日はこのステータスに助けてもらった気がする。


 改めて松本さんに感謝をして、博人は固いベッドで眠りについた。―――




 ここは、完全に伏線回収のことを書くための文章でした。

 書くか書かないか悩みましたが、これを書いておかないと疑問のままで終わってしまう可能性があるなと思い、大きな伏線はしっかり回収する方針を決めたというわけです。



 ここまで、裏話を読んでいくと、こんなのもあったのかと思った人も多かったのではないでしょうか。


 ただこれがすべてではありません。


 ぜひ、他のもたくさん見つけてみて下さい。





 よし、今回はここまで!!

 それでは!

 次は10話を読んでからお会いしましょう!!



 ※ご覧いただきありがとうございます。

 ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、とってもうれしいです!

 ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!

 https://kakuyomu.jp/works/16817330667075076884

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