第6話の裏話とこだわり

 この下は【スキル使用可】リアル脱出ゲーム6話を読んでからお読みください。


 これは、【スキル使用可】リアル脱出ゲームへの作者のこだわりについて書いたものです。

 伏線の細かい箇所については、ここで全ては書きません。




 では、5話です。


 ―――降りる手段を探していると、数人のプレイヤーにすれ違った。暗い顔のものはおらず、目を輝かせている。―――


 これももしかしたら、これから先、別の登場人物視点の物語を作った時においおいってことにしようと思います。





 ―――声をかけられた方を見ると、金髪の男が立っていた。

 顔の整った青年だ。アイドルか何かだろうか。

「ぼくは おかべ りょう と言います。今さっき、会場を出たところで何もわからなくて・・。

 もしよければ、今わかっていることを教えていただけませんか?」―――



 岡部亮というキャラクターは、この物語で初めて登場する別のプレイヤーです。顔の整った美青年ですね。おごった様子もなく、丁寧な物腰にしました。最新話まで読むと、また新しいことに気が付くかもしれません。





 ―――さて、どうしたものか。ここでとれる選択肢は2つ。対価を求めるか、求めないかだ。

 教えない選択肢は最初からない。

 現状は情報をもつプレイヤーがかなりのアドバンテージをもつだろう。ただ、1人でできることには限界がある。探索にしろ、【スキル】の発見にしろ、情報共有できる仲間がいることに越したことはない。あとは信用できるかどうか・・。―――


 ここは、博人の頭の良さが垣間見えるシーンです。

 あらゆる可能性を考慮し、自分の中で適切な選択をしようとする主人公の心情を書いてみました。






 ―――「今持っているのは、カードと紙だけです」

 そう言って、博人の持っているのと同じ金属製のカードと薄い小さな紙を取り出して見せた。―――


 このシーンは、先を読んだ人には、あー。あそこねってなるシーンですね。

 このシーン、書いてはいませんが、岡部亮の後ろにライトがあって、照らされているイメージで考えていました。

 本当は書きたかったんですけどね…!!






 ―――「これは、会場でもらいました。チュートリアル特典?だそうです。」

 聞いていないのにそんな情報まで教えてくれた。いい奴なのかもしれない。―――


 このいい奴という表現は、かなり含みのある言い方ですよね。これも人によって基準があるからこそ、いいという表現になります。そのため、わざとこういうひっかうの表現を入れています。







 ―――「ありがとうございます。後で取りに行ってこようと思います。

 そのカードですが、この狭い通路の両脇にある自分の客室のルームキーのようです。タッチして中に入ることができました。正直、快適とまではいきませんが、寝ることはできそうでしたよ」―――


 このシーンについて気が付いた人はいるでしょうか。

 よく振り返ってみてください。

 博人は全ての情報を渡していないことに気が付きませんか????



 そうです。

『必ず読もう☆上』の解き方には一切触れていないんです。

 こういうところからも主人公の性格や駆け引きの様子が見えてくるのではないでしょうか。






 よし、今回はここまで!!

 それでは!

 次は7話を読んでからお会いしましょう!!


 ※ご覧いただきありがとうございます。

 ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、とってもうれしいです!

 ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!

 https://kakuyomu.jp/works/16817330667075076884

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