第2話の裏話とこだわり
この下は【スキル使用可】リアル脱出ゲーム2話を読んでからお読みください。
これは、【スキル使用可】リアル脱出ゲームへの作者のこだわりについて書いたものです。
伏線の細かい箇所については、ここで全ては書きません。
では、2話です。
―――佐伯は小学校の教師をしていた。―――
主人公は小学校教諭にしました。ありがちな、恵まれまくっている人にせず、ただの人として見てほしかったからです。
小学校教諭は公務員なので、一般教養の試験があります。そのため、幅広い知識を持っており人間です。そのため、知識をつかって乗り越えることができやすいという利点をもっています。
まあ、それだけではないんですが(笑)
―――その時、一台の黒い車が目の前にとまった。―――
皆さんは、目の前に止まった時、一番怖い車は何でしょうか。
私は、黒いスモークがついてるバンですね。
ただし、今回の作品は誘拐が目的ではないので、ただの黒い車にしました。
―――「佐伯博人様ですね。私は文部科学省EPP所属 松本と申します。お話させていただきたいことがございます。一度お車のほうにお乗りいただけますか」―――
文部科学省は
そのため、いきなり大声で叫ぶなど対話にならない状態を避ける意味もありました。
―――そこで違和感に気付いた。人がいない。
いつもは多くの人が通勤で使う道なのに誰一人として通行人がいなかった。―――
ここは、実は2話の最初の方の文章があるからこそ気が付けることになります。
―――今日も授業の準備があり―――と書いていることから、いつも通り朝早く家にを出たことが分かります。
そのため、通行人がいないことに気が付くことができたというわけです。
―――それだけではない。車も通らない。世界のすべての人が消えてしまったんじゃないか、そう思えるほどに静まり返っている。―――
まあ、人がいないことに気が付いたら、車や音にも気が付くかもしれませんね。そうなってくると、不安が高まってきます。
―――スーツの男を観察する。背丈は180センチ程度。年は30代くらい。眼鏡をかけていて、娘を溺愛してそうな顔をしている。そして服は……―――
ここで、初めてスーツの男の容姿を見ることができました。
普通であれば、先に文章で触れているような内容ですが、ここまで技と書いていませんでした。
もし、自分がその場にいて、この思考回路で動いていたのなら、その人の容姿を見るのは後になるなと思ったからです。
確かに、連れ去られる位置にいるのであれば、相手の挙動を注視しますが、今は1歩離れている状態です。
そのため、相手の容姿をよく確認するのはこれだけ遅くなったのです。
―――「分かりました。乗ります」
「ただし、絶対に傷つけないと約束してください」―――
ここも、相手が文部科学省を名乗っていること。そして、逃げることができないということ。この2つを鑑みて、諦めて車に乗ったのです。
今回はここまで!
それでは! 次は3話を読んでからお会いしましょう!!
※ご覧いただきありがとうございます。
ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、とってもうれしいです!
ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます