愛しかない裏話とこだわり(【スキル使用可】リアル脱出ゲーム)

すぱとーどすぱどぅ

第1話の裏話とこだわり

 この下は【スキル使用可】リアル脱出ゲーム1話を読んでからお読みください。


 これは、【スキル使用可】リアル脱出ゲームへの作者のこだわりについて書いたものです。

 伏線の細かい箇所については、ここで全ては書きません。



 では、1話です。


 ―――「それでは、ゲームの概要を説明させていただきます」―――


 物語の一番最初の文章は会話文からと決めていました。


 物語の設定を最初に書くのは、物語の常ですが、どうしても俯瞰ふかんの読み手となってしまいます。


 今回のこの物語は、最初だけはどうしても主人公の目線で始まってほしかったのです。




 ―――佐伯博人さえきひろともその1人だ―――


 実は最初、ここには振り仮名が付いていませんでした。


 名前読めんわーって思いながら読むのも面白いんじゃないか。と安直に考えたからです(笑)


 ただ、作者の私もよく はると と間違え、読者も間違え……という状況だったので、最初にフリガナを付け加えました。

 これは、読者の皆様のおかげで生まれたフリガナです。ありがとうございます。




 ―――「これからみなさまには、30日間の船旅の後、得た【スキル】を駆使し、無人島にてサバイバルを行っていただきます」―――


 30日間に設定したのは、今となっては失敗でした。

 短すぎました。

 やらせたいことが多すぎて、このままでは間に合わないのではないかと思っています。

 この船で過ごすのは、【スキル】を集めるためです。そして、無人島でそれを使ってサバイバルをします。


 この説明は本当に簡素なもので、あまりにも粗雑です。

 これは作者の逃げにも見えると思いますが、理由があるのです。




 ―――スーツの男から衝撃的な説明がされたというのに、誰一人として声をあげなかった。―――


 ここは、初めてしゃべっている人の正体が分かります。スーツの男です。

 顔の特徴や身長など、あえて書いていないともいえるでしょう。

 この辺は、これから先を読んでいる人にとっては、もしかしたら少しだけ想像できるかもしれません。



 ただここには状況を推察するための描写でもあります。


 ま、この話はおいておきましょう。その内、別の登場人物視点の物語が出れば、おのずと明らかになると思います。






 ――声が出ないな。

 のどが震える感覚はあるのに、音にならない不思議な感覚。周りを見ると多くの人が驚きの表情を浮かべていた。

「今、多くの方々が実感した声が出ない現象、これも【スキル】の一つです」―――


 ここで初めて、スキルが使われます。

 声が出せなくなる現象。


 さて、果たしてそうでしょうか。

 声は喉を震わせて、音を作ります。

 ということは、音は作り出されていると考えるべきです。


 ということは、空気が震えないようになっているスキルか。それとも、耳に音が聞こえなくなるスキルか。

 おっと、これ以上はまずいですね。やりすぎました。


 1話なので大サービスです。





 ―――「このような【スキル】を船内にて集め、サバイバルを勝ち抜くことがゲームの概要となります。ゲームは明日の12時からです。解散」―――


 ここでは新情報として、明日の12時からゲーム開始と分かります。


 さて、某ラノベで言ってましたね。

 ゲームの勝敗は始める前から終わってるって。


 まあそこまではいきませんが、始まる前ってすごく重要ですよね。


 ま、それはこれからおいおいってことで!


 それでは!

 次は2話を読んでからお会いしましょう!!


※ご覧いただきありがとうございます。

 ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、とってもうれしいです!

 ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667075076884




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