穂乃果 6
冷たいものを飲んですっきりしよう。
そう思って飲み干した途端、急に苦しくなりました。
しまった……
紗季に殺される……
結局のところ、私は紗季を救えなかったのです。
逆に、私が殺されることになってしまいました。
私の存在意義は、なくなりました。
「さようなら、紗季……さようなら、私……」
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