第65話ブーム
プライベートルームに
総理 副総理 番場 堀田の4人
「いいですか…ここから20〜25年計画です…そこまでの長期プランと
一刻も早く実現したい短期プラン
この2つに分けて今後を考えて行きます。
これは投資などでも大切な事です。
株で例えるならば短期は株価を見て取り引きしますが長期なら会社を見る。
株価を見て取り引きするのは素人には難しいですが長期なら ある程度の予測は真剣に考えれば出来ます…初心者は長期投資の方が良い…5年後10年後 世界はどうなるか予想して どんな需要が生まれるか考える…
例えばエネルギー不足なら新エネルギー開発会社には国からの支援が行なわれ株価が上がりやすい…人口増加する国の株価が上がりやすいなら カレーが有名な国などの株価が注目される…世界的に今後 食料不足になるなら
どう言う会社が今後伸びるのか考える。
世の中には決まっている事もある…ネット
携帯 スマホ 1G 2G 3Gと徐々に進化して来ましたが これも10年で1Gずつ進化してます。ならば次は何年後に進化するか計算出来る。そう考えると明日 新たに戦争が起こるかも知れない今の世界では短期を読むのは難しいですが長期は 割と読みやすい…大きな流れは そんなには変わらない…皆で
そう言う未来にしようとしてるんですから…温暖化や電気自動車化などもですね!
話が逸れましたが 要は短期と長期 2つの視点で分けて考える事が大事と言う事です。
」
佐藤「20〜25年先か…それまでのプランがあるのか?」
「そうですね…同じ政策でも短期と長期で最低でも2つの視点があります…
先ほどの国会で副総理が掲げた目標…あれは素晴らしいです。
第1の政策では短期的には まず命を救い 衣食住の準備 最低限の生活保証を目指して来ました…そして今は職業支援 農業活性化などです。副総理が言った事は長期的なプランになりますよね…短期的に 生きる権利を保証して その先に食の輸出大国を目指す
これと同じ考えで 学校問題で子育て世代の支援をしていく…短期的には苦しい生活を助ける事ですが長期的には何を目指しますか? 今後支援も方法は変わりますが さらにサポートして行きます。」
佐藤「支援を拡大して余裕が生まれれば
もう一人子供を作るか検討するかもな」
「はい…今すぐに叶えるのは難しいですが
長期的なプランとしてなら目指せますね!
少子化対策なんて そもそも目標設定が低いです…ここまで少子化が進んでしまったんですから自国民倍増計画くらいの目標で今は やらないと駄目です…経済規模の縮小、労働力不足、この国の投資先としての魅力低下による国際競争力の低下、医療・介護費の増大など社会保障制度の給付と負担のバランスの崩壊、財政の危機、基礎的自治体の担い手の減少など様々な社会的・経済的ダメージが 大きすぎる…まずは人口を増やしてからバランスを取る方が良いと思います…私は先ほど長期プランは20〜25年と言いましたが何故そこで区切ったか考えましたか? 別に30〜50年計画でもいいかも知れません」
堀田「少しでも早い方が いいから…とか」
「まぁ早いに越したことはない…出来るなら今すぐにでも…しかし先に やるべき事がある中では厳しいので第1の政策が終わってからです…20〜25年に設定した理由は
まずは子供が成人するまでが20年かかる為…もう1つの理由は貴方達の年齢も考慮してです。 佐藤副総理は私の1つ年下で25年後 69歳 もう老いぼれジジイです… 」
佐藤「お前もな」
「番場さんは57歳 堀田さんは56歳
私は いつ政界から消えてもおかしくない存在ですが 貴方達3人の誰か1人でも政界に残ってるならば見届けてほしいからです。
25年後の2060年この国が どうなってるのか…我々が今やってる政策が正しいのか間違いなのか私に結果を教えてください。
生きてれば70歳です 今の医学なら元気かも知れませんし ボケてるかも知れない…病死か誰かに恨まれコ◯されてるかも知れませんが その時は お墓にでもいいので結果を教えてください…」
番場「結果を教えるのは いいが
では 長期目標は人口増加と言う事だな」
「はい…出来れば自分の目で結果を知りたいので具体的な目標を1つ掲げます…この国で 起きなかった事を起こす!」
感が鋭い佐藤が 気づき勢いよく立ち上げる
佐藤「第三次ベビーブームだな」
「正解です…出来れば4〜5年…無理なら10年後でもいい…ベビーブームを起こしましょう」
堀田「かなり難しい問題ですね…結婚しない時代ですから…」
「はい…1人の方が楽って思考が今は多いですし 昔は お見合い結婚が多かったが今は恋愛結婚が当たり前の時代です」
番場「確かに…しかし 人口増加が必ずしもプラスになるとは限らない…
高度成長期は年平均で10%前後の高い水準で成長を続けた。だが、この時期の人口増加率は、年平均でわずか、1%程度に過ぎない。つまり、人口の増加がほとんどなくても爆発的な経済成長は起きうる」
堀田「でも今後インフラの問題もあります
…道路や橋などの修繕工事には人手が必要です…」
番場「だが それは全てを やろうとするからと言う意見もある…必要な場所に 絞る方法もある」
佐藤「それは地域の過疎化に繋がる…国の都合で山奥や ド田舎を切り捨てる事になるぞ…先祖代々 引き継いで来た土地から強制的に移住させる事には反対だ」
「だから過去 1次と2次で何が起きたか
まずは考える必要がありますね。
まず1次は戦後です…夫が戦争から帰って来たことや植民地からの解放などでベビーブームが起きた。
2次は 1次の子供達が成人した20年後より少しだけ後に起きた。
では1次が続かなかった 2次が それでも起きた 3次が起きなかった理由は何ですか?」
佐藤「なるほど…政策だ!」
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