第48話賛辞
5/19 総理支持率80% ジリジリと着実に下がる…しかし4ヶ月経っても以前高水準…
支持率が徐々に下がる理由は現状では まだ路上生活者が優先され一般の国民は まだ還元されてない事が原因…段々と待ち切れない人間が増えて来ているからだ…
佐藤副総理は外交を狙い通り持ち前の演技力で見事に こなしていた…国民からの視点では今までと大差ない外交に見えるかも知れないが 他国の災害時などの支援金なども以前より少額…税金の ばら撒き外交も圧力に負けず友好関係を壊さないギリギリのラインで徐々に下げ まさに のらりくらり外交を実現していく…以前より丸くなったという印象で支持層も増えているが彼の熱狂的信者からは 牙がなくなった?と離れていく人もいた…しかし彼は頭が良く適応能力も高い…全て計算して役を演じてバランスをとっているだけだ
プライベートルーム
パソコン操作しながら
堀田「総理…中田議員の所有者不明の空家問題ですが すぐに使えるレベルの家には
ルームシェアで路上生活者が入居され始めたようです。一般の方には手の届かない豪邸ですね…これらも いずれは退去していただいて売家にするのか社会復帰されてから家賃制にするのか色々議論していますね…」
「ほ〜う…なるほど~ で…どうなりそうですか?
そんな豪邸は
売家と言っても貴族しか買えませんよ」
堀田「今のところ半額以下に落として売家するのが第1候補ですね…」
「半額以下でも庶民には買えませんよ…ハァ〜
それ売った お金は国の収入って事ですよね?
中田議員は元不動産仲介会社勤務でしたね…それじゃあ前職と同じ事やってるだけでしょ…何故そうなる?
ルームシェアまでは良い案なのに…ハァ」
堀田「では総理は家賃制派と言う事ですね…」
「まあ この2択ならば そうですね…
私は最初から1択です…ルームシェアの公営住宅化ですね…それならば収入に応じて家賃も差をつけられる…最低15000YENぐらいで住めますよ…路上生活者の社会復帰は大変ですし かと言って社会復帰したのに無料で ずっと住むとなると いずれは一般の方からの不満の声もあがるでしょう…それならば公営 県営 市営に変更すれば 彼らは条件を満たしています。」
(国籍を有する方、又は、外国人で、在留期間が1年以上の在留資格を有し、かつ県内市町村に外国人登録をしている方。
現に住宅に困窮していることが明らかな方。 ...
入居者および入居しようとする親族の総収入が収入基準以内であること。 ...
入居者又は同居しようとする親族が暴力団員でないこと。)
「修繕費など考えると国の赤字経営に なると思いますが…私は生存権政策を やってるんですよ…最低限の生活は保証しないと駄目でしょ…」
堀田「なら ご自分で伝えれば宜しいかと思いますが…」
「それはダメです…自分達で考えて たどり着くか さらに上を行くような案を 持って来るまで全て却下します…」
堀田は小声で…めんどくさっ…と つぶやく
「何か言いましたか堀田さん?」
堀田「何も…
他にも 早速トラブルも起こってますね…
海外移住して10年以上 帰って来てなく再三 連絡しても繋がらずハガキでも通知してましたが いざ国庫に帰属と なった途端に 騒ぎ立てる方がいます…SNS等でも最低な国だと罵ってます…」
「迷惑系ってヤツですね…どう対応してますか?」
堀田「放置ですね…」
「まぁ仕方ないですね…それは…私しか対応出来ない問題です…」
堀田「何と弁明するのでしょうか?」
「簡単です… 私が法律だ…」
堀田「やはり総理は上級国民から上の支持率は0ですね…」
そこに番場が現れる
番場「総理 また警察…地検特捜部 から連絡ですが…」
「はいはい…繋いでください…
……………………………………いや…確かに過去の政治家の不正事件も時効なしと言いました…第1の政策終わってからです…
今は人手もいりますし そこと戦ってる場合ではないんですよ…えっ…私人の方?
そっちも終わってからって言ってるじゃあないですか〜 はいはい…もう切りますよ…」
番場「総理…経済連からも連絡です…」
「あ〜そっちは無視で…どうせ現職議員とも 繋がってるんですから そちらから提言するようにと伝えてください…」
番場「総理…」
堀田「総理…」
「はいはい………………………
あ〜総理 終わったら殺される前に 絶対 温泉旅館に行こう…」
毎日バタバタと忙しく あっという間に さらに2ヶ月が過ぎた…
6/19 支持率79%
7/19 支持率77%
ジリジリ下がるが高水準のまま ついに半年間 総理をやり遂げる
「ふぅ〜どうでしょうか?」
番場「首都圏の仮設住宅建設は全て完成です。地方は体育館に路上生活者は いなくなりました。まだ公民館は一部使用中ですが…ここから建設業の方々も地方に散らばるので食料 住宅問題は 時期に解決するはずです。」
堀田「後は就職活動支援ですね…社会復帰されてる方はいますが…まだ全体の1割未満かと思います…農業希望者の方々は今 職業訓練中です…中田議員の所有者不明の土地問題…使えない家屋の解体 更地にして農地にしないと 土地が足りませんね…」
「ふぅ〜長いですね~道のりは…まだ経済連 様とは戦えませんね…急いで土地を準備していただかないと…」
番場「あまり言いたくはないが…恐ろしいほどの早さだ…よく半年で ここまで路上生活者を救ったと思う…今までの政治家には絶対に出来ない…独裁で なければ不可能だ…よく頑張った…総理」
「えっ…本当ですか? 今 初めて私の事 褒めました? ねえ~堀田さんも聞きましたよね?」
堀田「しっかり聞きましたよ~
私は まだ褒められた事ないんですが…
けれど総理…アナタは本当に凄いと私も思います…その学力で自分より遥かに賢い人達を見事に操り ここまで来ました。
将棋が出来るのも今なら理解出来ます。」
「あ〜だめだ〜本当に涙が出てきました〜
2人共いったん部屋出て行ってもらえます?少し枕を濡らします…ハハハ
2人共…こんな馬鹿を支えてくれて ありがとうございます。後 半年以内で第1の政策の目処が立つよう頑張りましょう…路上生活者の次は中級国民も待ってますからね…
グスン…ハハハ…いったん出てって…2人共…」
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