第36話 有事の備え

「農業活性化 農業 始めてくれる方には

どんどん支援して行きます。

都市部への一極集中も解消して地方過疎化問題もありますから地方で農業開始してくれる方に支援ですね。これしか方法はないですね…」


佐藤議員「まぁ ないなら作るしかないな…ただ65歳以上の割合が30%の国で そんな肉体労働…人手確保が難しい…人口が 未だに1億2000万人いるのは海外からの移住者が増えてるだけ…どうするんだ?」


「いや…高齢者でも やってくださる方々はいると思います。都内でも小さなスペースを利用して ご近所さんが集って畑で野菜を育て皆 笑顔で自分達の食べる分 作ってるんですから。」


佐藤議員「そんな規模じゃ話にならん」


「他にも やってくれる方はいます

今がベストタイミングです! いるじゃないですか?」


佐藤議員は首を傾げる?


「とても優秀で今 働けてない方々が たくさん…全員じゃなくても やってくれる方は絶対います!」


佐藤議員が やっと気付いた様子

「路上生活者か! 確かに可能性あるな~

お前が皆を救ったなら協力してくれるかも知れない」


「あの〜 一応総理なんでお前は やめてほしいな〜 ハハ」


佐藤議員「だが それは時間が かかるな

だから年単位なのか…」


「はい…私には詳しい事までは分かりませんが 世界からの圧力で今 こんな自給率に なったとするなら 大っぴらに農業とエネルギー自給率上げるぞ〜 とは発表出来ません…きっと邪魔が入ると思います…この国にはスパイも沢山いると聞いてるので…

そして調べれば分かる事ですが 国民の皆さんも不安になると思うので…」


佐藤議員「じゃあ どう伝えるんだ?」


「エネルギー開発は世界的にやってる事なので徐々に予算を追加して行けば大丈夫かと思ってます。問題は農業活性化の方ですね…

ハァ〜 嘘はつきたくないですが なんとか違う理由で伝えてみます…」


佐藤議員「まあ〜大体は理解した。

その のらりくらり外交ってのは

なるべく時間を稼げと言う事だな!

今まで自由党が やってきたムカつく作戦を俺が やる事になるとは…」


「すいません…なので佐藤さんには時間稼ぎしつつ なるべくお金は使わない

災害時などの支援金も なるべく小さな額に抑える 海外からの圧力がある場合は関係が壊れない程度の距離感を保つ

武器を買えと言われれば 買ってもいいですが今までのような言われた値のまま 古い型の物などは断るか交渉して安値でお願いします。買うならば最新の武器です!

そして陸上戦の物は そんなには いらないと思ってます…この国は絶対に 空と海で 守り切らないと上陸された時点で負け濃厚かと考えてますので!」


佐藤議員「えっ武器は買うのか?」


「私は防衛費で増税はしませんが そこは現状維持で行きます。 ランドパワーの国々はシーパワーが欲しいんです…特に海がない国は…そして今は歴史的背景…土地や海 エネルギーや食料を求めて戦争が現実に起きてます…私は ずっと先の未来 水の奪い合いが 起きる可能性が高いと考えてます…この国は自然に溢れ綺麗な飲み水があります…欲しがる国は沢山出てくるでしょう…まあ〜当たるかは分かりませんが…ハハハ」

(世界で水道水が そのまま飲める国は12カ国しかない)


佐藤議員「お前は そんな先の事まで考えてるのか?」


「物事の先を読むのが好きなだけですよ~ 将棋の癖で… 株 為替も将棋も ずっと先の未来を読みきったヤツが最後に勝つんですよ ハハハ 」


佐藤議員「お前は本当にバカなのか?」


「はい! 勉強出来ない人間がバカなんですから間違いないです〜ハハハ

佐藤さんには その演技力で 時にバカなフリをしたり時には 少し怒って見せたりして他国との関係をバランス取ってほしいです。」


佐藤議員「あ〜分かったよ なんとなくだがお前の言ってる事が正しい気がしてきた…」


「佐藤さんは私より忙しくて負担が重いはずですが 宜しくお願い致します。

それと

色々お願いしておいて申し訳ないですが佐藤さんでも政党は認めません…アナタの

仲間も皆さん過激なんで…その代わり外交の際は 公邸の使用は認めます。対談や

公邸料理人の食事で他国の外交官に おもてなし してあげてください。お金を たかられる くらいなら多少高くついても食事は認めます。それと佐藤さんの私設秘書とボディーガードの お給料は私が お支払いします。

ほぼ引きこもり で お金使わないので ハハハ〜」


佐藤議員「分かった…私設秘書何人 必要か俺も外交だと 分からんから そこは甘えさせてもらう…お前の給料なくなったら スマン」


「少しは残してください…ハハハ」


そして最後に…と言ってニコリと笑う


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