第34話外交作戦
佐藤議員「めちゃくちゃ恥ずかしい姿見られてるやんオレ…アハハハ〜」
今までと違う穏やかな口調に変わっていた
佐藤議員「はぁ〜オレは国内の政策を やりたかったのになぁ〜」
「はい 分かってます アナタの政策と合わない部分もありますが恐らく アナタが1番したい事は一緒だと思います
まずは国民を助ける 守る事
そして もう1つは国を裏で操る金持ち達を倒す事 つまり経済連や 財政省ですよね?」
佐藤議員「アンタもバカではないみたいですね。 なら 分かったよ 協力するよ
但しオレに命令口調は使わないように!」
「 私はバカです ハハハ〜 了解しました ありがとうございます 交渉成立ですね」
握手をかわす
「はい では説明しますね佐藤さん
まず私は今すぐには財政省 経済連を完全に敵には回せません…何故なら まず最低でも路上生活者救出を やり切らなければならない…その為には経済連の力が必要です…今やっと食事を支援して衣類なども国民の皆さんが分けてくれてるようです
まだ間に合ってないですが…そして今から この前 女性議員さんから震災時防災備蓄の案が出されたのをヒントに仮設住宅も必要だと思いました
今日の国会で 話す予定です
ただ これには経済連の大企業達の力が絶対必要です
そして路上生活者達が社会復帰する為に職の支援も必要です
なので時間が かかるのは ご理解ください
その代わり大臣の席には財政省を外しました これくらいが今は限界だと思います
すいません」
佐藤議員「いや…意外と真剣に戦略たててるな…それなら 構わない」
「そして アナタを任命した理由は いくつもあります
今 海外から見た時いきなり出てきた総理と知らない副総理
為替相場は5YEN以上で乱高下してます
我々の情報が ほとんどないので不安なんでしょう…まあ これは しばらくは続くと思いますが 時期に様子見ムードで落ちつくはずですから大丈夫です
但し我々の政策が失敗すれば 恐らくYENは大暴落すると思います…そうなると苦しむのは また国民になってしまいます…アナタの理論とは違いますが予算は無限にある訳ではない
次の総理は違うかも知れませんが私は慎重派なので…
こんな感じで 今の社会は他国の人々の心理状態で一つの国を滅ぼしかねないくらい動きます…アナタが外交のトップです
発言 行動 次第でYENの暴落や 他国に喧嘩ふっかけてたら最悪 戦争も ありえる…
勝手な行動は国民の命を危険にさらす事を肝に銘じてください!」
佐藤議員「わかってるよ~それくらいは〜で…オレにどうしてほしいのかが聞きたいんだ」
「アナタに頼みたいのは名付けて
のらりくらり外交です…ハハハ
時間を稼いでください
1日とか数日ではないです
年単位で…ハハハ」
佐藤議員「はぁ〜?」
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