第31話対談

演説を終え…


「あ〜長い1日でした〜

私は ご飯食べて今日は早く休みますから お二人も 休んでください! お疲れ様でした」


番場「何言ってるんですか?

地政学の先生 もう来てます」


あっ「忘れてました…ハハハ」

(クッ…完全に忘れてた…自分で呼んどいて今さら断ったら また怒られる…)


「あ〜じゃあ ご飯食べる前に終わらせちゃいますね~ハハハ」


そこから1時間後 本日のスケジュール終了


「では また明日お願いします!お二人も

しっかり休んでくださいね」


…………………………………………………


翌朝6時起床

時計を見て焦る!!しまった~配達遅れる〜!………あっそうか…総理だった


すぐに部屋のドアが開く!番場が現れた


「ちょっと〜最近2人共 ノックも何もなしで当たり前に入って来ないでくださいよ〜私のプライベート空間ですよ~もう〜そして いつも どこで待機してるんですか? 来るのが早すぎる!!」


番場「おはようございます

今日は疲れてたようで目覚め遅かったですね」


完全に私の話は無視されたようだ…


「え〜と今日は 何するんでしたっけ?」


まだ寝ぼけている


番場「まずは報告から

昨夜の演説終了から国民の皆さんは直ぐに動いてくれてるようです

公民館や体育館開放が まだ間に合ってないですが 情報と食事を配ってる方々が大勢いるようで すでに朝のニュース番組などで映像が流れてます」


そうですか〜 と胸を撫で下ろす


「よかった~ハハハ なんとかなりそうですね~ やはり この国の人達は本当に優しい人が大勢いますね~ハハハ

私も頑張らないといけませんね~ハハハ」


番場は心の中で

( フッ! コイツは馬鹿だが 支持率は大丈夫かも知れない

人が良いのと一生懸命さが国民に ちゃんと伝わってる!! 問題は副総理の方だ…強引に止めたほうが よかったかも知れない…アイツが コチラを裏切れば支持率が高くても この政権は倒される可能性が高い…)


番場「午前9時に佐藤議員が こちらに来ますので対談です

午後は国会で路上生活者対策です

夜は総理と会話希望者との対話ですね

もう準備は出来ましたが予想以上の希望者数で こちらの仕事が増え怒りを覚えるほどです」


「アハハハ〜 すいません… じゃあ まだ3時間くらいありそうなので久しぶりにアニメでも観ようかな~ハハハ」


番場「あ〜それなら オススメのものを用意してありますよ」


えっ「本当ですか〜ありがとうございます 意外と優しい所あるんですね番場さんは

アニメなんて一切観ない人かと思ってましたよ~

いや〜人にオススメされるの久しぶりだな~ハハハ」


ガチャっとドアが開く


現れたのは…先生だった…


番場「大丈夫です 隙間時間は勉強で潰せるので安心してください!クックック…

私と堀田は今から佐藤議員の秘書と打ち合わせして来るので ゆっくり寛いでください!クックック」


悪魔が表情を変えずに笑っていた


そして午前9時 いよいよ対談開始



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る