第25話 路上生活者救出作戦

座り込んで5分後…

水分を取り 汗を拭きシャツを着替える

ハァ〜ハァ〜と息を整える


「ふぅ〜!ありがとうございます

だいぶ生き返りましたあ〜 !ふぅ〜」


堀田「後10分あるのでギリギリまで休んでください」と

新しいタオルを用意してくれた


番場「後は 大臣任命…と路上生活者の支援策 ですが今日は無理せず簡単な例をあげる くらいに留め議員にも考えてもらいましょう 夜の予定は明日に回します」


「ありがとうございます ちょっと頑張り過ぎましたかね ただ生存権の方は大至急 行わないと…1人でも助かるなら今すぐにでも動き出さないと…

今日中に何か決めて一時しのぎでも妥協案でも何でもいいので食料だけでも配れる状態にしたいです

国民の皆さんにも協力 求めたいので 今後は いつでも即 配信 出来るよう 先ほどの演説用カメラ起動出来るよう準備しておいてください!」


堀田「了解しました」


「予定変更して大臣任命より先に生存権の案出します!

これ以上 荒れると話出来なくなるかも知れませんからね」


番場「もう かなり荒れてますが…若手議員は ともかく古参は ほぼ敵に回したと思います…恐らく政治家側から総理は狙われるでしょう 」


「多分それは抽選で総理になった時点から そうだと思います…知らない庶民が いきなり自分の上司に なんて誰も許せないでしょう…どのみち敵対心 いだかれる のが当然なので…いつか私は誰かには殺されると思ってますので…

静かに暮らすはずが いつの間にか大変な事に なっちゃいましたね!ハハハ

誰にも恨まれずに政権なんて どれだけバランスとっても無理そうですね~ハハハ」


…………………………………………………

再開


「お待たせしました~

では 皆さん閣僚任命 気になると思いますが先に生存権の問題から やらせていただきます

何か案ある方は挙手 お願いします

誰でも いいですよ~

皆さん無所属なんですから誰にも遠慮する事はないです

今すぐにでも食料だけでも配れる方法は 何かないですか? 」


40代男性議員「NPO法人や宗教団体 市民団体の炊き出しが あるので支援して そちらの量を 増やす フードロス対策の無料配布などの量も増やしていくのは どうでしょうか?」


「はい! シンプルですが何もしないよりは素晴らしいと思います 実際 そこは物資も足りてませんし常に長蛇の列

予算も認めます

後は お一人では大変なので 貴方の仲の良い議員でも詳しい議員でもいいので協力してくれる方が いるなら 誘って すぐにでも動けますか? 正しい事なら協力関係は何も問題ありませんから

出来そうですか?」


議員「はい!すぐに動きます」


「ありがとうございます 但し無駄のないように お願いします

必ずチェックはしますから! 他どなたか ありますか?」


30代女性議員「震災時用の物を使うとかどうでしょうか?」


「具体的に簡単に教えてください」


議員「震災時に国民の皆さんが避難する最寄りの学校 公民館 公園 などには必ず防災備蓄倉庫があり その場所の人口に合わせた水 リゾット クラッカー 発電機 マット オムツなど色々入ってます

足りないとは思いますが使えると思います 」


「それは素晴らしいアイデアだと思います大至急手配お願いしたいです

アナタがリーダーになって是非ともお願いします!」


議員「わかりました 至急手配します!」


「ありがとうございます

あっ!そうか!

公民館 体育館か〜!

アナタに もう1つ一緒にお願いします

各自治体 学校 市町村に連絡して一時的にでも全て開放させてください

とりあえず屋根のある場所に路上生活者に使っていただきます

震災時の避難民の皆さんのように出来ますよね?」


議員「多分大丈夫だと思います」


「多分では困ります

絶対に やってください!予算はいくらでも認めます」


議員「わかりました」


元財政省大臣「そ…そんな予算はありません!!」


「ほ〜う!」と 鋭い目で大臣を見る!!


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