第8話目ざめると
「ウッ〜う~う〜」
ベッドの上で全力の伸びをする
早朝4時 自然に目が覚める
習慣とは凄いものだ…
周りを見渡す…
1日過ぎたが やはり昨日の事は夢では なかったようだ…
(くっ…出来る事ならば壮大な夢であってほしかった……)
今までのアパートより遥かに広い部屋
よくわからないが間違いなくハイブランドの物ばかりの部屋…
昨晩は 久しぶりの旅行気分で部屋内を散策してしまったが、こんな無駄な事はない…私に必要なスペースは6畳くらいで 充分…
枕もとに 携帯、TVのリモコン、食事用の小さなテーブルだけで 充分なのだ
(ふぅ〜さすがに早すぎるから二度寝でもしようか…)
コンコン…とドアからノック音…。
「はい…」
直ぐ様ドアが開く…「おはようございます!失礼します」
(げぇ〜)私はトランクスしか履いておらず上は裸…
慌てて服を着る!
「ちょっと待ってください…というより普通は どうぞ~って言われるまで入ってこないものじゃないですか……」
昨日とは違う女性
恐らく年齢は堀田さんと同じくらいの30代前半くらいだろうか?
髪はショート目も大きく鼻も高い
タイプは違うが間違いなく2人共 美人である
女性「あっ失礼しました。あまり時間がないので慌ててしまい…初めまして総理
秘書の番場 茜です宜しくお願い致します」
「早速ですが教師の方に来て いただいてるので 政治の知識詰め込んでもらいます
他にも経済、歴史など最低限の知識は必要なので」
「ちょっと待って下さい…まず秘書って何人いるんですか? 堀田さんだけかと思ってました…」
番場秘書「総理の秘書が1人のはずないです。政務担当2名 堀田秘書、私 番場です。
後は事務担当6名の計8名で構成されてます。正確に言えば 官邸には「総理大臣秘書官室」が設置されており、専従スタッフが秘書官の命令を受けて秘書業務の実務を担当します。」
「エッ…そんなにいるのですか?私 1人に…」
番場秘書「1人の議員に3人まで認められています。秘書には公設秘書(公務員として国から給料が支払われる者)と私設秘書があり、公設秘書は。 うち1人は政策担当秘書です 」
「難しくて よくわかりませんが、もう1つ……何故 私が起きた事を すぐに察知したのですか?…まさか さすがに盗撮…盗聴とかしてないですよね…」
周りをキョロキョロと見渡す…
番場秘書「まさか…堀田から いちいち うるさ……昨晩 聞いてますので、睡眠モニターウォッチ 心拍数を計測して 目覚めたかコチラで確認出来るよう 準備してあります」
左 手首に、いつの間にか装着されていた…
「いつの間に?」と聞くと かぶせ気味
に「寝てる間に…!」と答えた…
やはり堀田さん同様に少し ズレた考えの持ち主のようだ…
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