第7話嘘吐きは政治家の始まり
嘘つきは泥棒の始まり…と言う言葉があるが現代では 嘘つきは政治家の始まり と言われるようになっていた
会議室で秘書と2人…
秘書「さて、選挙結果は明日には全て決まります
恐らく順当に勝ち上がって来ると思います。
世論では自由党が不利な状況ですが有名な議員は確実に勝ち上がって来るでしょう
野党側も代表や有名な議員は まず間違いなく選ばれるはずです
総理より遥かに経験豊富で頭が良いのは間違いありません
くせ者ばかりだと思ってください」
「言われなくても分かってます……」
秘書「現状では法律、憲法など今まで通りですが早々に国会で変更して行きます
今の世論では政治家は皆、嘘つき呼ばわり…法案は何が出ても通らない
賛成多数でも国民は納得しないでしょう
そこで総理には権利、権限が与えられます!総理のイエス・ノーだけです
総理自身が考えた案でもオッケーです…簡単に言うと独裁券です!」
「恐ろしい券ですね…使いたくないです…」
秘書「使い方を間違えれば最悪の場合 3ヶ月後 貴方は この世にいないかもしれませんね…フフフ…」
「わかりました
ただ…人前に立つの苦手なので国会とか言われても…例えば覆面とかアバターとか無理ですよね…ハハハ…」
無視されたようだ……
「ネット…オンラインで国会やれませんか?人に極力会いたくないです…」
秘書「わかりました…手配します…顔隠しても今はネットで すぐ素顔バレますし どうにもなりませんがね…」
秘書が コチラを凝視しはじめた
(意外とイケるかも?)
「総理は身長182センチ体重75キロでしたね?」
「しばらく測ってないですが…体型全然変わらないですね…てか そんな事も調べられる時代なんですね…怖い」
秘書「身だしなみを正せば、顔も整ってますし、何より高身長は確実に有利なのは他国を見ればわかるはずです
少なくても
女性票は一定数とれると思います!」
「ありがとうございます…褒めてるかは わかりませんが…」
秘書「で…どれくらい今の国について理解してますか?」
「とりあえず…
失われた40年…と言うフレーズは聞いた事あります
後はホームレスの方が増え続けているのは実感してます…中には家族で子供もいるのは 見てきました…」
秘書「では、どうしたいですか?」
「自分に力が…お金があれば助けてあげたいです…行動には うつしたことありませんが……」
秘書「そういう思想がある方なら、支持率は あると思います!後は何か希望ありますか?」
「あの〜 難しい言葉わからないので簡単に、分かりやすく伝えてもらえると助かります!後 全部こなせる と思えません…特に外交とか…」
秘書「わかりました
まあ当然だと思うので善処します」
(…善処が わかりませんが…後でググるしかないか…)
秘書「では本日は お休みください
明日からも忙しいので…では失礼します」
部屋を出ようと扉に向かう秘書
あの〜 呼び止め1つ質問してみる…「お休みは頂けますか?週休二日制くらいが助かります」
1度振り向き確実に聞こえたはずだが そのまま何もなかったかの様に出ていく……
どうやらブラック企業のようだ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます