第6話会議3
「なるほど~勉強になります
と…言うことは私は最低3ヶ月総理になれば良いのですね
ちなみに辞めた場合は どうなりますか?」
秘書「辞め方次第では ありますが一般市民に戻ります
勿論悪政だった場合 逮捕もありえます
天下りなど特別待遇などは一切ありません最低限 以前までの生活水準には戻れる程度の職の案内や支援はありますので 安心して下さい
忠告するなら 悪政ならば…人に恨まれるような事になれば ボディーガードなど いませんから命を狙われるかもしれませんね…頑張って行きましょう!」
……!!「そんなリスクおいたくないです…」
秘書「手遅れですね…諦めて正しい政治家目指して下さい
こちらに向かう時 何か気づきませんでしたか?」
「いえ…緊張してて何も…」
秘書「貴方の自宅から公邸まで本来なら1時間以上は かかりますが移動時間は およそ40分程度でした
気づかなかったようですが道中の信号機は全て青信号で1度も停車しておりません!何故だか分かりますか?」
「たまたま…奇跡的に?」
秘書「違います こちらが操作してます
何故なら狙撃 襲撃のリスクが高いからです!」
青ざめ 項垂れる
……!(最悪だ…何故こんな事に…クジ運…抽選など今までの人生で1度たりとも当たった事ないのに…いや…運がないから逆に当たってしまったのか……)
「こ…これからどうすれば?…」
秘書「今 選挙が行われてます。今までと何も変わりませんが少しずつ国民の意識も変わり始めてます。革命が起こるくらいですからね…」
「革命って何が起きたのですか?」
秘書「一部の過激派による政治家襲撃事件が多発するようになりました
一般市民のデモ活動は徐々に過激になり警察と衝突するようになりました…
前総理は幾度となく襲撃され結果的に辞職まで追い詰められ政権は倒されました
かと言って国民のリーダー的存在がいるわけでもなく 政権運営出来るはずもないので今まで通りの選挙で議員は選ばれますが総理だけは何の しがらみ のない人間が選ばれました…単純にトップが正しい人間なら大丈夫だと思ってるのでしょう。
ただ、自分が総理には誰も なりたくはないからと抽選になりました」
「そうですか…もう諦めました…開き直って やるだけやってみます…」
秘書「その1択しかないですが…フフフ
国民は 分かってないようです
総理が国を運営してると思ってるようですが実際は ただの飾り 代表なだけです…事実上この国家をコントロールしてきたのは官僚、財政省、経済連…頭のいいエリート達です
この構図を変えない限り この先も国は衰退して行くと思います」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます