第4話会議
首相公邸 内会議中
「そもそも抽選総理って何?」
秘書 「まぁ国民の代表ですね」
「それなら優秀な国民から選ばれるべきだと思うんですが…」
秘書「その結果が今の我が国家です…
本末転倒です…」
ぐぅ〜 (た…確かに…言い返す言葉がない)
「ただ、私は生徒会も学級委員すら経験ないのに無理ですよね
経験値足りないのにボス倒せないですよね…」
秘書「だから今 選挙 行われてます
サポートが必要なので…新たな国家つくりなおす初代の総理なので我慢して下さい
もしかしたら いつか選挙制度が廃止に なったりするかもしれませんよ…国が良くなれば…」
「そもそも論 言い出すなら今の世論も問題なのでは?
政治と金…政治と宗教 嘘ばかり…全て政治家に責任転嫁するのも間違いでは ないですか?
選んだのは国民なのでは? 演説で騙されたかもしれませんが見る目がなかったとも考えられるかもしれませんよ…」
クッ!
「それでも票の為に金の為に宗教団体、大手企業との癒着とかで国民は勝てないですよね…」
秘書「普通に勝てますね…圧倒的に人数は中級以下国民の方が多いのだから
それに与党の自由党に勝つなら野党は手を結ぶしかないのに分裂ばかりで話になりませんよね…」
「そして1番の問題は投票率です…
高齢者の投票率は70%に対して20歳〜の若者は30% …高齢化社会で確かに自由党は高齢者の支持者が多いので有利かもしれませんが全てではない…メディアを使った情報操作もあるかもしれない…それでも勝ち目はある…いつでも ありました」
「政治に興味ない国民に責任 は全くありませんか? 例え情報操作されてたとしても… 」
「勝ち目のある戦いなのに 戦いに参加してもないのに敗けてから政治家だけ悪者にして 吊るし上げる…」
「相手が弱った時だけ声を上げる…弱い者イジメ…お互い様なのではないですか?」
「こんな国民性なら ずっと何も変わらないと思いませんか?」
「戦争も勝ったほうが正義になります…
敵を大勢倒した英雄と、殺人鬼…家族を守る為 戦っただけかも知れないのにレッテルの貼られ方次第で真逆になったりする…」
「投票しない国民が…興味持たないクセにクレームだけ言ってくる…野次」
「真剣に政治に向き合い戦ってる方もいるのに全て政治家のせい… 」
……秘書…堀田ユキコ…いつの間にか立ち上がり少し涙目で怒ってるようだ…
ハッと我に戻る堀田…
「申し訳ございません…総理…」
彼女には彼女の考えがあるのだろう!
「いえ…大丈夫です…まさに自分が投票して来なかった人間なんで…申し訳ない…確かに片方の意見しか聞いてないと正しい判断は出来ないですね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます