二時間と高級メロンソーダへの応援コメント
企画から参りました。
メロンの要素のない緑色なだけのメロンソーダを、3人組グループのもどかしさや空虚さになぞらえ、それを物語の核心に据える文章力がお見事だと思いました!!
何度も読み返したいお話です。レビュー書かせていただきます。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
応援コメントとレビューありがとうございます!
二時間と高級メロンソーダへの応援コメント
高校生くらいの頃は誰しも主人公の様な孤独を感じることがあると思います。カラオケで淡々過ごす描写、その後の学校での様子、雰囲気もリアリティがあり、とても読みやすかったです。
拝読させていただきありがとうございます。
作者からの返信
ありがとうございます!
編集済
二時間と高級メロンソーダへの応援コメント
「こっちで出会った人と飲んでも、それは接待になっちゃうんだよ」
仕事のために上京してきた私の父は、本当にわかりあえるのは地元のやつだけ、と続けて今日も、家でお酒を飲んでいます。
メロン味のしないメロンソーダ、レモン味のしないレモンサワー、味のしない飲み会。おとなになるにつれて、形だけの関係は増えていくのだろうと思います。地位とか年収とか、そういうものが邪魔をして、純粋な友だちなんて作れなくなってしまうのでしょう。
そしてしがらみもなく、好きなことを言い合える関係をつくれる最後の機会が、青春。この小説には、そんな青春を生きる若者の葛藤や期待が、炭酸のように溶けているような気がしました。さすが雨虹さんといった着眼点です。
主人公が自分のことをメロンソーダみたいだと思う気持ちの裏には「真依と奏美ともっと人間として向き合いたい」という素直な気持ちが眠っていて、それを学校をサボることから気づいていく展開に、妙な親近感が湧きました。なんでサボったときの空気は、あんなにも心地がいいのでしょうね。
人とちゃんと向き合うのは、勇気が要ります。こわいことです。それでもやっぱり私は、若者にはそれを乗り越えてほしい。私の父に帰る地元があるように、主人公の紗良にとって真依と奏美が永遠の居場所となってほしいと、読んでいて思いました。
そしてまだ大人になれない私も、こうして思いの丈を雨虹さんに向けることができています。この読書や、応援コメントのやり取りに、メロン味を見出しているのです。いつもありがとうございます。
今回も若く繊細なお話をありがとうございました。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。返信が遅れてしまいました。
この物語を秋冬さんに読んでもらいたいと思っていたので読んでいただけてとても嬉しいです。ありがとうございました。
「それを学校をサボることから気づいていく展開に、妙な親近感が湧きました」と言ってくださって嬉しいです。
私も主人公の紗良にとって真依と奏美が永遠の居場所となってほしいと思います。
私はこの物語を生み出してから、カラオケに行くとメロンソーダを飲むことが多くなったように思います。私は物語にドリンクやお菓子を出しがちなので様々な場面で自分の物語を思い出します。
こちらこそいつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。