21話 エレベーターの中で(意味深)

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いつもはパソコンで書いてますが、訳あって今回はスマートフォンで書いてる関係で、いつもと書式が違うと思いますが、ご了承ください!!


では、本編へGO!


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三つ先のこの辺りでは大きな駅で電車を降り、改札を抜けて右に曲がる。この駅は上に線路があり、下に改札がある。よって改札付近は少し暗いと思うかもしれないが、それ以上に沢山のショッピングモールが併設されていて、照明の明かりでとても明るかったりする。


右に曲がるとすぐに右手に大きなバスロータリーがあり、それを超えると前に大きなショッピングモールがある。


「ここですね」

「わぁーすごい! めーちゃ大きいー」


入ってすぐにあるフロアマップで行きたいところを模索する。


「行きたい場所はありますか? 一応お金は多めに持ってきてるので、ブランド品を見たりするのでも大丈夫ですよ」

「えぇ、そんな。奏音くんにお金出してもらうなんてできないよぉー」

「夏楓さんとの初デートですし。遠慮しないでください。僕はただ夏楓さんの可愛らしい笑顔が見られれば満足なので」

「っ……。やばい奏音くんがイケメンすぎてやばい」



結局最初は夏楓さんの夏服を見に行くことになった。


「夏楓さんって普段どんな服着るんですか?」


エレベーターで四階に上がりながら聞く。


「うーん。別に普通だよ。夏は半袖短パンの時もあるし、薄めの生地のワンピースも着るし」


その姿を想像してみる。半袖短パンとなれば、夏楓さんのスタイルが否応なしに強調されそうで、ワンピースとなれば、黒髪ロングと相まって圧倒的清楚感が……。


「ねぇねぇ奏音くん、鼻の先がぴーんって伸びてるけど、どんな妄想をしていたのかなぁ?」


目の前に夏楓さんが回り込んで僕の顔を覗き込む。黒くて大きな瞳、すっと綺麗な鼻筋、瑞々しい唇。たまにこんな綺麗な人が自分の彼女であることが信じられなくなったりする。


そんなに顔を近づけられたら我慢できなくなって、エレベーターの中だということを忘れて、僕は思わず夏楓さんのおでこにお見舞してしまう。


「っ!」


一気に夏楓さんの顔が真っ赤に染る。可愛い。


「今のが、さっきの質問の答えです」

「はぅー。いきなりはダメだよぉー」


結局四階に着くまでずっと夏楓さんの顔は真っ赤だった。


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