11話 パフェ

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 皆様、どうも凪村師文です。

 今日は10話という節目とおいうこともあり皆様に日頃のお礼を申し上げたいと思います。

 ここまで、このラブコメをはじめ、様々な作品を投稿してきましたが、まず投稿のたびにいつも「応援」、「☆」を押していただいている常連様、本当にありがとうございます。ちゃんと常連様はこちらで把握しております。また、一話だけでも読んでくれた方にも改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。PV数はとても励みになります。どうかこれからもよろしくお願いします!


 では本編へGO!


☆☆☆


 今日は夏楓さんと萌がダンス部の活動があるということで、放課後は久しぶりに部活が休みだという湊音と遊びに行くこととなった。学校から歩いて十分もかからないショッピングモールに入って、二人してフロアマップを眺める。


「何する?」

「うーん。湊音は普段、萌と来たら何するの?」

「え? オレたちは……。萌がフルーツ好きだからだいたいこのパフェ屋で駄弁ってるかな」


 そう言って湊音は二階の「Bonbon Espace」という店を指さした。


「へぇーパフェかぁ」

「意外とおいしいんだよなこれが。行ってみるか?」

「……ほかに行く当てもねーし、行くか」


このショッピングモールは不思議な構造をしていて、店が並ぶ道が二本並走していて、その道の間は一階まで吹き抜けのような感じになっている。またエリアごとの間にはドーム状の空間があり、うまい具合に広場になっていてエスカレーターが設置されている。


 僕と湊音はそのエスカレーターに乗って二階へ上がり、目的のパフェ屋へ入った。すぐに店員さんに案内され、席に座る。


 店内はいかにも西洋のお店のような雰囲気で、甘い匂いがたちこめている。


「オレはいつものチョコレートバナナにするけど、奏音はどうする?」


 メニューを渡され、見てみる。なんだこれ。思った以上に本格的だ。


「おすすめとかある?」

「うーん。このイチゴとバニラアイスのやつ、前食べてみたけど美味しかったよ。萌の一押しは多分、このモンブランに蜂蜜が乗ったこのパフェかな」

「へぇ。結構いろいろなのがあるんだな」

「そうだな。フランスのパティシエさんがやっている店みたいだしここ」


 悩んだ結果、僕はイチゴとバニラアイスのパフェを注文した。


「にしても、萌たちのダンス、めちゃ楽しみだなぁ」


 待ち時間に湊音がそう切り出す。


「だな。毎年ダンス部の舞台は大盛り上がりだって聞くし」

「さすがうちの高校って感じ。こういう祭典も、学校行事としてしっかりやるし。まぁダンス部はいい感じだけど、バスケはあんまり強くないんだよなぁ」


湊音はバスケ部だ。結構上手い方だと聞いている。


「夏の大会に向けてどう?」


 試しにそう聞いてみる。


「まぁまぁだな。先輩たちも上手い人は上手いんだけど、どうにもディフェンス陣との連携がうまく行かないんだよなぁ」


 そう苦虫を嚙み潰したように湊音は言った。




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