6話 カウンターアタック
耳元がぞくぞくする。愛する人のASMRになんだか眠気が襲ってきた(?)
なんだかやられっぱなしも悔しいので、仕返ししてやろうと思う。
「夏楓さん」
そう言って夏楓さんの手をつかむ。急につかまれたことに驚いたのか、一瞬夏楓さんが跳ねた。
「ど、どうしたの急に?」
おどろく夏楓さんの耳に自分の口を近づける。
「夏楓さんのステージ、楽しみにしてます。かっこいいパフォーマンスも、綺麗な笑顔も、衣装も、全部。でも夏楓さんは僕のモノです。だから、かっこかわいいパフォーマンスでほかの男を無意識に誘惑しないでくださいね。夏楓さんは僕の大事な人ですから、知らない男に変な目で見られるのは勘弁です」
みるみるうちに、夏楓さんの顔が真っ赤に染まっていく。口をパクパクさせて魚みたいだ。どうやらカウンターは思いのほか夏楓さんの心に突き刺さったようで、ちょっと嬉しい。
「わたしは、奏音くんのもの。えへへ、そっかそうだよね。えへへ」
あれ? 夏楓さん? なんかキャラ崩壊してません? おしとやか系の雰囲気は何処へ。
「奏音、何やったんだ?」
と呆れながら湊音が聞いてくる。
「す、すごい。夏楓先輩が、恋する乙女の顔してる……」
萌さん。表現がストレートすぎです。
夏楓さんは昼休みが終わるまでずっとこんな感じだったのは言うまでもない。
ちょっとやりすぎたかな。
☆筆者から☆
お待たせしました。他の作品書いてたら、遅くなってしまいました。申し訳ないです。さて、最新話更新です。これからも「マリーゴールドのようなセンパイ。(仮)」をよろしくお願いします!
☆あとがき☆
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