幕間2 新情報! 新情報! 新情報!





「スキルを覚えれなかっただと? レベル50なら誰でも4つまで覚えるのは間違いないはずだぞ」


「古谷さん、その情報の信憑性は?」


「間違いありません。信用出来る人物達からの情報ですから」


「しかし」


「おっと、その前に新たな情報を。帰還のスキルを覚えた人物がいます。更に探索のスキルを覚えた人物も」


「なるほど……最初の情報の人物と同一人物か。ならば……帰還を覚えたから、覚えれなくなった。探索を覚えたから、3つ目のスキルと4つ目のスキルが覚えれなくなった……」


「総監。それは3つ分のスキルだと?」


「私はそう思うが? 古谷はどう考えておる」


「私も同じ考えですね。なのでレベルの低い部下をダンジョンに向かわせました。結果は1ヶ月以内ですかね」


「そうか。私の方からも派遣させよう。これが事実なら、2つ分のスキルや魔法、4つ、5つ分のスキルや魔法もある可能性が出てくるな」


「ですね。事実なら日本は他国よりも有利にダンジョン攻略が出来るようになりますね」


「そうですね。私もすぐに戻り、部下を派遣するとしましょう」


「うむ。英雄計画は一旦中止にし、今日からはこの検証に力を入れるぞ」


「お待ち下さい。ここからが本題になります」


「本題だと? 今の情報以上にか、古谷よ」


「このコインを見てください。全員分ありますので、手に取って確認しても構いませんよ」


「コイン? これが?」


「え? え? 古谷さん、これ、オリハルコンって表示されてますよ」


「何だと、これがオリハルコンなのか? 古谷よ、どういうことだ。説明しろ」


「詳しくは言えませんが、とある人物から大量に買取りました。追加はしばらく出来ないようですが、あちらの条件を飲めば、更に手に入れることが出来ます」


「その条件は叶えられそうなのか?」


「はい。大した条件ではないので、既に話を進めています」


「そうか、出来したぞ、古谷。で、今回の取引量は?」


「10万キロです。お支払いお願いしますね。私には払えませんので」


「「「 …………… 」」」







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る