大阪府 椛 琳寧
「まぁーた、お前は!!」
「うっさいなぁ。あたしがどうしようと関係ないやろ?」
「なっ!俺は心配して……っ!!」
「はいはい。」
大阪では今日も2人の厄祓い神が喧嘩していた。
「おふたりとも!毎度毎度やめてください!」
「雅、とめてもあかんて。この2人のはいっつもそうなんやから。」
ほんま仲ええよなぁ。と琳耶の護衛官の雅がそう言うと、
「「仲良くないっ!!!」」
と声を合わせて言うのが毎回の〆だ。
「声揃ってもうてるじゃないですか。」
「全然仲ええですね。」
うー!と琳耶に対して威嚇する琳寧に近寄る彼女の護衛官、
「そんなに嫌なら俺にすればええじゃないですか。」
「眞生っ!!」
「えっとー……眞生?」
「……………。」
困惑した顔で眞生を見る琳寧。おろおろと2人の様子を伺う雅。
「手ぇ、離せや。」
「琳耶?」
眞生の手を振り払う琳耶。
「ふん、お前の髪なんか触らんでもおれの髪の方がさらさらやでって事。」
「はぁ!?あたしやって女の子なんやから髪の毛には気を使ってます!」
もう知らへん!と眞生をつれて帰ってしまった。
~ 大阪府 厄祓い神 椛 琳寧 ~
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