愛知県 花陽 光葵

「光里っ!!」

「うん!!」


愛知県のとある場所ではまた悪が蠢いていた。そんな中、悪を消滅させる厄祓い神花陽 光葵かよう みつき。自分でセットした髪。耳には複数ピアスを付けている。着崩された着物からは花陽の人柄が出ている。


「お疲れ様で…って花陽様っ!!また着物着崩して!!それ神衣ですよ!?」

「はいはーい。」

「花陽様っ!!」


と学級委員のように注意する彼女は花陽の護衛官、臼下芽依うすした めい。三十路近いベテランの護衛官だ。


「もう、光葵君!臼下さんの言う事聞いて。」

「光里まで……。」

「はぁ、助かります、夜空様…。」


渋々胸元を直す花陽を見ながら芽依に言葉をかける。


「大変ですね、臼下さん…。僕にできることがあればなんでも言ってください。」

「いえ!夜空様も厄祓い神ですから!」

「いやいや、協力って大事ですよ。」


本当にありがとうございます。と夜空に向かってお辞儀をする。


「ねー、それなんか俺が問題児みたいじゃない?」

「「問題児だよ!/です!」」


ハモった2人は顔を見合せて笑い合う。そんな2人とも言うことじゃないじゃん。と唇を尖らせる花陽。



~ 愛知県 厄祓い神 花陽 光葵 ~

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