サラリーマン。この言葉を聞いたことがあるだろうか。マンとつくくらいだから、ヒーローの類なのだろう。そのヒーローたちが戦いに使う武器は名刺だ。
東洋呪術の考え方では名前とは本人そのものを示す。だから、東洋では名前をそのまま呼ぶことを厭い、字(あだ名みたいなものだよ)だったり役職だったりで呼ぶのが習わしであった。
その原則が途切れた現在、名刺にはその人の名前が刻まれている。ならば、名刺にはその本人の霊力が宿っているのは当然のことだ。
謎と怒涛の勢いによって描かれる令和のサラリーマンバトル。これを見逃がしてしまっては令和に生きているのがもったいない。