現代ドラマ系の小説として、今一番伸びてほしい万人向けの将棋作品

(現在80話時点まで)

【事前書き】
あまりレビューを書かないため、結構雑です。許してください。

あらすじの内容を見たときは、よくある将棋無双系かなって思いました。
きっと棋譜とかもなしで、ラブコメメインかなと思いました。
けど、5話目を読んだところで驚きました。だって、令和急戦矢倉が出てきたんですよ!?
原始棒銀とか四間飛車とかみたいなオーソドックスな戦法ではなく、そういう単語をチョイスしているんですよ!
この時点でですね。この作品はかなり将棋を調べているだなと思いました。そういう方の書かれている作品をネットで読めるのは、かなり貴重っすよ!
是非一度、将棋を知らない人も知っている人も、読んでみてください!!

絶対ハマるから!!

【2024/04/13:追記】

現在80話まで行ったのでそこら辺に関する内容も説明していこうと思います。

読んでいって思ったのが、この作品はキャラの濃さが尋常じゃないです。キャラクターの作りこみが高く、彼らのしゃべっている様子や表情などの情報がかなり鮮明に頭の中で描くことが出来ます。それだけでなく、シナリオのカタルシス効果が非常に高いです。ざまぁとついているので、ただただ相手を見下して復讐すると思われる方がいるかもしれません。この作品の真骨頂、それは善側のキャラと悪側のキャラのざまぁ基準を明確化し、シナリオとして組み込んでいることです。これによって、ざまぁして見下すという一辺倒ではない作品として成り立たせられていると思われます。