「不気味な書き出し」
「不気味な書き出し」大募集!文芸誌「文藝」、読者投稿企画はじめます!|Web河出
https://web.kawade.co.jp/information/88203/
https://x.com/Kawade_bungei/status/1777227841337536568
こちらに参加してみました。不気味って難しい。私は「不気味な出来事」しか書けていません。でもとても楽しい!
5本(締め切り2024年5月13日23時59分)まで書けるとのことで、2024/4/14現在5本。タグの位置とか動かしています。痛恨の誤字はそのまま、
https://x.com/ichimonjiruru/status/1778722105720480021?s=46
posted at 17:55:17 2024-04-12 イチモンジ・ルル@IchimonjiRuru
#不気味な書き出し文藝
「ねえ、カラカラと音がしない?」
そう話しかけてきた老婆を僕は本能的に避けた。しかし、それが幸いした。突然彼女の耳から目が飛び出したとき、僕は可能な限り彼女から離れていたから目脂がかかる被害だけで済んだのだ。彼女が魅力的だったら、僕は爆発に巻き込まれたはずだ
***
posted at 20:42:11 2024-04-11 イチモンジ・ルル@IchimonjiRuru
#不気味な書き出し文藝
今日も「RTした人の小説を読みに行く」タグのポストがタイムラインに流れる。必死で認知度を上げようとしているWEB作家の私。惹句を足しRTしようとして、SNSユーザーのプロフィールを見る。
私の野望は学校では秘密…なのになぜ、制服姿の私が。明らかに隠し撮りの笑顔が輝く
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posted at 17:56:23 2024-04-12 イチモンジ・ルル@IchimonjiRuru
#不気味な書き出し文藝
「大丈夫、心配しないで」
あなたのその言葉に強烈な違和感を感じた。他人の心を気に無頓着な豪放磊落さが、あなたの長所であり、友人たちが苦笑いする可愛らしい短所でもある。だから、あなたらしくない言葉に、私はビクッとした。すると、あなたは宥めるように言葉を重ねた。
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posted at 18:49:31 2024-04-12 イチモンジ・ルル@IchimonjiRuru
#不気味な書き出し文藝
その16歳くらいの年頃父親は妙に大人びていた。俺を見て哀れむように微笑み、年長者が諭すように優しく言った。
「勇者様は世間の常識をご存知ないのですね。親は子供を殴るのが務めです。私も子供をもうけるまで殴られてきました。これからは私が親として務めを果たすのです」
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posted at 19:05:36 2024-04-12 イチモンジ・ルル@IchimonjiRuru
#不気味な書き出し文藝
橘かつらは自分の洋服箪笥の中の服すべてを汚している血が、人間の血ではなく、慣れ親しんだ豚の血の匂いを発していることに少しばかり安堵していた。農業学校で食肉の処理を学んだ1年は、彼女が人生で唯一希望を抱いた時期だったからだ。豚を屠るすえた匂いは、仕事を持つ自由
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