第蟲肆話【おやすみの葬送曲(ラメント)】
配役表一覧✝
●PC1 タイタス→男性
●PC2 マクベス→男性
●PC3 ジュリエット→女性
●PC4 ラヴィニア→女性
●SV1 ヘレナ→女性
●NC(ナレーション)①→女性
●NC(ナレーション)②→男性
✝男女比率✝
男3・女性4(7人台本)
✝ジャンル✝
SF・ダークファンタジー【R-15G】
(※同性愛表現・残酷描写・鬱展開有)
✝所要時間✝
約40分
────────────────────────
ヘレナ
─────もしも、【あの時】出逢わなければ、
ワタシはミンナと歌う事が出来たのかな……?
愛さえ望まなければ、
【こんな事にはならなかった】のかな……?
泡となった【あの子】は本当に【シアワセ】だったのかな……?
海と言うモノがあって、
ワタシが憧れた美しい【楽園】。
だからワタシも【アナタ】と同じだった。
ワタシも【楽園】を見つけて欲しかった……
でも、駄目だった……
誰のせい???
誰のせい???
【誰のせい???】
【アナタ】は消えられた……
【アナタ】はずっと綺麗なまま消えられた……
なのにワタシは愛される事も、認められる事も、助けて貰う事も、【楽園】さえなくて【こうなる事しかなかった】のだから……
だってワタシは【無辜の
NC①
永い後日談のネクロニカリプレイ風 声劇
『The Fake World of the End (ザ フェイクワールド オブ ジ エンド)』
『第弐章 Thistle(シィソー)~壊れた楽園の華~』
第
タイタス
(何か変だ……ヘレナ達の身体が……)
「な、何だ……あれは……!!!????」
ジュリエット
「……えっ……????」
ラヴィニア
「……きっ、傷が……癒えていくっ!?!?」
ヘレナ
「……クスクスクスッ……アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!
あぁぁぁもうジュリエットもラヴィニアも乱暴だなぁぁぁぁぁぁ。
頭とお腹と顔が壊れちゃったじゃないぃぃぃぃ。
でもでもヘレナもヘルミオネーはこんなの痛くないんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ。
【
治っちゃうんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
NC②
ジュリエットとラヴィニアによる猛攻でバラバラに粉砕された筈のヘレナとヘルミオネーの肉体は、ジュクジュクッと音を立てながら、ほんの数分で癒え始め、何事も無かったかのように元の姿に戻っていってしまった。
その有り得ない光景を目にしたジュリエットはショックでその場に座り込み、戦意喪失してしまう。
タイタス
「なっ!!!???
傷が塞がって再生していくっっっ!!!???
まさか自己回復っっっ!!!???
それとも復元能力っっっ!!!???
どのみち、このままじゃ完全にはトドメがさせない……!!!!!!」
ジュリエット
「そんな……あ、ありえない……やだ、もうやだよ……」
マクベス
「殺す殺す殺す殺す殺す……ハハハハハッ……だぁいじょぉぶさ、タイタス……
幾らヤツか再生しようともオレがちゃぁんとあいつを殺すから。
だから大丈夫さ……ヒヒ……ハハハハハ……」
タイタス
「しっかりしてよ!!!!マクベス!!!!
君らしくないよ!!!!
お願い正気に戻って!!!!!」
ヘレナ
「アハハハハハハハハ!!!!!!!!!
殺すぅぅぅぅぅ????ヘレナをぉぉぉぉ?????
またマクベスはヘレナを殺すんだぁぁぁぁぁぁ。
またマクベスはヘレナをイジメるんだね。
またマクベスはヘレナを傷付けるんだね。
悪い子だね。みんな、皆、ミンナ、悪い子だよ。
許さない許さない許さない許さない許さない。
マクベスもみんなもヘレナと同じ姿にしてやる !!!!!!!」
NC①
再生されたヘレナの触手とヘルミオネーの放つ
しかし、その攻撃の全てをタイタスは再び傷だらけの身体で3人の前に立ち、庇い続けた。
一撃一撃の重い攻撃を自身の持つ合金トランクで防ぐが、防ぎきらなかった触手と無数の
タイタス
「ぐぅぅ!!!!!……悪いんだけどさ……
これ以上……皆に……手出しはさせないよ……どんなに攻撃しても必ず僕が守るから……」
ジュリエット
「そんな傷じゃ無理よ!!!!!!
やめてよ!!!!!!!
このままじゃ本当にタイタスが壊れちゃう!!!!」
ラヴィニア
「お願いです……もう、やめて……やめて下さい!!!!!!
タイタス母様ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
マクベス
「やめろ……やめてくれ……もうやめるんだ!!!!
嫌だ!!!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!
タイタス!!!!!やめてくれ!!!!!!」
ヘレナ
「……どうして????
どうしてそんな身体になってまで3人を守ろうとするの??????
そんなボロボロの身体じゃ、あっと言う間に壊れちゃうよ???
どうして????
どうして傷付く盾になるの????
痛みは無くても壊れる事への恐怖はある筈なのに。
タイタスは痛いのも苦しいのも嫌なんじゃないの??????」
タイタス
「嗚呼……そうだよ……僕だって痛いのも苦しいのも
僕は皆と違って戦う力は無い……自分がヘタレで弱いって事も、壊れる事への恐怖だって知ってる……
でも僕はそれでも3人を守るって決めたんだ……
マクベスが僕を愛してるって言ってくれた……ジュリエットが僕を信じてくれた……ラヴィニアが僕の事を母様って呼んでくれた……
皆が僕を必要としてくれるから……だからそれだけで僕は守れるんだ!!!!!
守る理由はそれだけで良いんだ!!!!!!
どんなに苦しくても悲しくても辛くても僕は【家族】を守るんだ!!!!!!!
僕は皆のお母さんだから!!!!!!!!
母は強いんだよ!!!!!!!!!!」
ジュリエット
「タイタス……」
ラヴィニア
「タイタス母様……」
マクベス
「タイタス……君は……」
タイタス
「守りたい人達の為なら僕は何度だって立ち上がる!!!!
痛みも苦しみも悲しみも恐怖だろうと全部守ってみせる!!!!
それが僕の決意だ!!!!!!!!」
ヘレナ
「……変なの……
どうして????どうして????
もう全身ズタボロなのに、どうしてそんな
……分からない……ヘレナには分からない……
分からない、分からない、分からない。
分からない、分からない、分からない……
……うん……うんうん……そうだね……
……分からないなら壊してしまえばいいんだ。
分からないなら壊さなきゃ。
ヘレナをまたイジメる悪い子達。
ヘレナをまた苦しめる悪い子達。
ヘレナをまた壊す悪い子達。
ヘレナをまた殺す悪い子達。
ヘレナをまた傷つけて苦しめて壊して殺す悪い子達は
ヘレナが全部全部全部全部全部壊して殺さなきゃ。
ヘレナはもう壊されない!!!!!!!!
ヘレナはもう殺されたりなんかしない!!!!!」
タイタス
(今ままでと違う動き!!!!???
駄目だっ!防ぎきれない!!!!!)
NC②
ヘレナの怒声にも似た叫び声と共に再び無数の触手の猛攻がタイタスに襲い掛かろうと迫る。
しかしそれはタイタスには届く事は無く、ラヴィニアの糸とマクベスの刃の連撃によって阻止され、千切れた触手が大量に地面に転がって、傷口から緑色の体液の
マクベス
「ありがとう……タイタス……オレを、いや、
後の事は任せてくれ……君の大切な【家族》】として
この刃に最早、
ラヴィニア
「…………そうですっ!!!ボク達は【家族】!!!!!!
どんな事だって一緒になら乗り越えていけるんです!!!!
ボクはもう泣きません!!!!!!
ボク達の心の灯は消えない!!!!!!
心はまだ折れたりなんかしないのですから!!!!!」
ジュリエット
「ええ、そうよね!!!!!!
アタシ達は【家族】なんだから!!!
その心がそう簡単に壊されると思わないでよね!!!!!!
アタシ達は絶対に絶望には
NC①
3人の目に再び闘志が宿る。
その眼差しは確かな強い決意を込めた瞳。
どんな絶望にも恐怖にも屈しない、諦めない誓い。
共にいる【家族】の為に戦う意志の力。
その力に
しかしヘレナを守るように盾となったヘルミオネーは
全ての銃弾をその身に受け止め、ヘレナが再び歌を歌い始め、
突如としてヘレナの下腹部がジュウジュウと音を立ててボトリと腐り落ちた。
ヘレナ
「あ゛……あ゛ぁ゛……あか……ちゃ、ん……???
あ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!!!
赤ちゃんっっっ!!!!赤ちゃんっっっ!!!!!!
ヘレナの赤ちゃん!!!!!!
があ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛っっっ!!!!
いや!!!!どうして!!!???
もう痛みなんて感じないのに!!!???
ぎゃあ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!!!
痛いっっっ!!!痛いっっっ!!!痛い!!!
痛いぃぃぃぃあ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!!」
タイタス
「な、何だっっっ!!!!???
急に苦しみ始めたっっっ!!!!!!????」
NC②
ヘレナは悲鳴を上げて、身体をよじらせながら泣き叫び、暴れ回る。
触手を使って腐り落ちた子宮らしき肉片を拾い上げ、再生させようとするがその触手も、ヘルミオネーの身体や周囲の木々と草花達もみな、ジュウジュウと煙を上げ、みるみる腐り朽ち始める。
ジュリエット
(これはっっっ!?あの時設置した薬品が今になってヘレナに対して効き出したって事なのっ!?
これならっっ!!!!!!!!!)
「女は根性ぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!
次弾 爆裂鉄鋼弾 《ばくれつてっこうだん》、
射撃開始ぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!!!!!!
どぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」
ヘレナ
「あ゛……ぁ゛あ゛………あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ヘルミオネェェェェェェッッッッッ!!!!!
ヘレナの赤ちゃんんんんんんっっっ!!!!!!!!
嫌よ嫌よ嫌よ嫌よ嫌よっっっ!!!!!!!!
ヘレナを置いていかないでぇぇぇっっっ!!!!!
やだやだやだやだやだやだっっっ!!!!
せっかく【
NC①
元の物言わぬ死体の塊へと変わり果てたヘルミオネーの姿を見たショックで半狂乱となったヘレナは、力任せに触手を乱雑に暴れながら、ジュリエットに連撃を繰り出そうとするが、その攻撃はジュリエットには届かない。
タイタス
「マクベスッッッッ!!!ラヴィニアッッッッ!!!
今だっっっ!!!!!」
ジュリエット
「ぶちかませっっっ!!!2人共っ!!!!!!」
ラヴィニア
「はいっっっ!!!!!
タイタス母様っ!!!ジュリエットお姉様っ!!!
【Π.ρ.ο.μ.η.θ.ε.ύ.ς(プロメテウス)】再起動っっっ!!!!
第一拘束コード 【R.a.g.u.e.l.(ラグエル)】っっっ!!!!
第二拘束コード 【G.a.b.r.i.e.l.(ガブリエル)】っっっ!!!!
限定解除 承認っっっ!!!!
【
マクベス
「ハァァァァァァァァッ!!!!
散れぇぇえぇぇぇええぇぇぇっっっ!!!!!!!」
NC②
ラヴィニアは2人の声に合わせて糸をヘレナに食い込ませながら右手を
ヘレナ
「ぎゃあ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛っっっ!!!!!
痛いっっっ!!!痛いっっっ!!!痛いっっっ!!!
やめてやめてやめてやめてぇぇえぇぇぇえぇっっっ!!!!
痛いぃぃぃぃあ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛っっっ!!!!!
痛いっっっ!!!痛いよぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!
もう痛いのは苦しいのは辛いのは嫌ぁぁあああっっっ!!!!
助けて助けて助けて助けて助けてっっっ!!!!
【
【
【
……やだ……やだ……いやだよぉぉぉ……
死にたくない……死にたく……ないよぉ……」
ジュリエット
「お願い……マクベス……
もう、終わらせてあげて……」
マクベス
「……嗚呼……」
NC①
力なく地面に転がるヘレナは血の様な深紅の
手足も胴体も脳も失ったヘレナにはもう何も出来ない。
一歩一歩、ゆっくりとマクベスはヘレナに近付いていく。
その足音はまるで死神の歩み。
獲物は逃げる事も出来ない。
ヘレナ
「あぁあああ……ぅああぁぁ……
やだやだやだやだ……ヘレナはヘレナはヘレナはヘレナは……死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない……やだ……ヘレナは……助けて……助けて……【
助けてタイタス……助けてマクベス……
助けてジュリエット……助けてラヴィニア……
助けて救って助けて助けて【
楽園に楽園に楽園に……らく……えんに……
皆でみんなで……ヘレナは……ヘレナは……
嗚呼……ヘレナはみんなと一緒に
【シアワセ】になりたかっただけなのに……」
マクベス
「っっっ!!!!!!!!!!」
NC②
同情したのか????それとも憐れんだのか????
一瞬の迷いがマクベスの心を惑わせる。
ヘレナは腕に張り付いていた
哀れで
この出来損ないを殺す自分は何て残酷な人間なんだろう。
ヘレナの望みを叶えられたかもしれない。
ヘレナと共に歩んで行く事も出来たかもしれない。
けれどそれは【もしも】のお話。
そんな都合の良い【
君達にそんな道は許されてない。
この後日談の主人公は君達なのです。
他の手駒は
それでも救いたいのならば、【
君達が守れるモノは愛しい【家族】だけ。
【家族】か????それとも【
マクベス
「……
どんな事があっても絶対に失いたくない……
例えどんな手段を使っても、どんな無茶をしてでも、
だから……ヘレナ……君とは一緒にはいられない……
君は
恨むならどうか3人じゃなく、
NC①
そう言ってマクベスはヘレナの心臓に深く深く刀を突き刺した。
────────ふと、4人の耳に声が聞こえる。
それはヘレナの歌声。
ヘレナはまるで腐り朽ち逝く死者達への【
ただ、ただ優しく慈愛に満ちた声で別れの歌い、4人の頭を千切れた触手で優しく撫でる。
その顔はとても綺麗な笑顔だった。
ヘレナ
「あははは……泣かないで……愛しい子……
……嗚呼……やっとヘレナ……終われるんだね……
……やっと……死ねるんだね……
タ…イタス……マクベ…ス……ジュリエ……ト……ラヴィニ……ア……
ヘレ…ナね……もう…いちど……みん…なで………歌……いたかった……
……ヘレナは……許す……よ……
みんなが……許さ…なくても……ヘレナは……許すから……
……嗚呼……どうか……どうか……シアワセに……シアワセに……ばい、ばい……
……ありがとう………ありが……─────」
マクベス
「お休み……ヘレナ……」
NC②
────【犠牲】を選んだ最後。
ヘレナが微笑んでくれた気がした……────
ラヴィニア
「……ふぇっ……えっぐっ……ひっく…ヘレナお姉……さま……なんっで……何でっっっ!!!!!ぅぅぅぅっっっ!!!」
ジュリエット
「……ごめんなさい……マクベス……
一番残酷な思いさせて……ごめっ……ごめんなさっ……」
マクベス
「誰かがやらなければならなかった……
せめて苦しまずに終わらせたくて……
だから【罪】を背負うのは
タイタス
「……違う……違うよ、マクベス……
これは僕達、全員が背負う【罪】だよ……
もしかしたらヘレナを救えたかもしれない……
……でも……最後に僕達は……ヘレナの【犠牲】を選んで救わなかった……
僕、助けるって言ったのにっ、救うって言ったのにっっっ、ヘレナを……殺してしまったっっっ!!!!!
なのに最後には笑って僕達を許すよって……
ありがとう……だなんて……あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛っっっ!!!!!
ごめんっっっ!!!!
ごめんよぉぉぉぉぉっっっ!!!!!
ごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!
ヘレナァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!
う゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛゛っっっ!!!!!」
NC①
泣いている理由も分からないまま。
4人の
NC②
────────
NC①
『……そう……今回はこんな【結末エンド】なのね……』
NC②
『フッ……フフフッ……アハハハハハッッッ!!!!
ギャハハハハハハハハハッッッ!!!!!!!
嗚呼っっっ!!!!!!!!!
何と無ぅぅぅ様ぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!
何と素晴らしいのでしょかぁぁぁぁっっっ!!!!
ご覧頂けましたかっっっ!!!!!!?????
我等の
初戦とは比べ物にもならない程の勇ましい戦いっっっ!!!!
思わず手に汗握る展開でしたねぇぇぇぇっっっ!!!!
圧倒的な暴力は何と甘美なのでしょうかっっっ!!!!!』
NC①
『……そうね……』
NC②
『おやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?????
おやおやおやおんやぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ????
どうなさったのですかぁぁぁぁぁぁぁぁ????
そんなツマラナイ顔をしてぇぇぇぇ????
何かお気になさる事でもございましたかぁぁぁぁぁ????
NC①
『……別に……
【Cancer(キャンサー)】としては優秀なのに……
本当、相変わらずオマエの嫌味と悪趣味でワザとらしい演出は何度聴いてもうんざりするわ……』
NC②
『そうですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ????
ですがぁあ貴女様だって
……まぁ、確かに。
えーーーーーーーーーっと、何でしたっけ?????
あのガラクタは??????????
嗚呼っっっ!!!!そうそうっっっ!!!!!
思い出しましたっっっ!!!!!
確かぁぁぁぁぁぁ……ヘレナ……でしたっけ?????
いやぁぁぁぁ~惜しかったですねぇぇぇぇぇぇぇ。
せっかくアレ用に【
でもまぁ、一応頑張ってくれたみたいですけど所詮は【廃棄済みの失敗作】。
NC①
『……あの子達は自分達の意志でヘレナを殺した……その選択に【正義】なんてあるのかしら……』
NC②
『アヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!!!
ヒャハハハハハハハハハハハハハっっっ!!!
嗚呼っっっ!!!!!!!!
何と
まさか貴女様にまだそんな良心が残っていたとはっっ!!!!
……ですが……お忘れですか?????
もう貴女様に善悪の感情も綺麗事の倫理観など、とうの昔に潰えたはずでしょぉぉぉぉぉぉぉ?????
貴女様はこの世界の【盤上の遊戯の
貴女様の慈悲と慈愛は彼等に向けられたモノでは無い。
貴女様の【根底】にあるのはただ……────』
NC①
『……分かってるわよ、そんな事……
……別にこれと言って深い意味は無いわ、ただの独り言よ。
それにヘレナがお前に【
ワタシが【
…………でも、今回の【
この次もワタシを
NC②
『嗚呼っっっ!!!!!!!
感謝の極みッッ!!!!!!
ええっっっ!!!!ええっっっ!!!!!
そうですともっっっ!!!!!!!!!!!!!
それでこそっ!!
我等の【偉大なる《《家族の
素晴らしいぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!!
アハハハハハハハハハハハハハッ!!!!
ではではぁぁぁ、貴女様の御言葉と
次の【
NC①
『……えぇ……』
NC②
『嗚呼、そうそう。
……嗚呼、お疲れ様でしたぁぁぁぁぁぁぁぁ、
失敗作の出来損ないの【ゴミ蟲】さん。
地べたに潰されるのがお似合いですよ☆
アハハハハハハハハハッッッ!!!!!!!!!』
NC①
第
~終演~
──to be continued(トゥ ビィ コンティニュード)…………───
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