第5話「出会い」

5歳になって予言者ノストラダムスを使うことにも慣れて使うときに生じる頭の痛みもなくなった。


剣のレベルと魔術のレベルも上がっているといいな。


ここ最近は見てなくて後で見ようとしてたからたくさん上がっているといいな。



まあね、もちろんこんだけ(1年間)やったんだからスキルもね...最後に言ったのはいつだろか、すごく流暢りゅうちょうに「ステータス」といった。

剣lv.12

剣の威力、攻撃速度が上昇する

魔術lv.8

魔力の上昇、使える魔術のランクが上がる

初心者配布用(使用済み)

木の剣が配られる

転生の祝福lv.3

獲得経験値が普通の人の1.7倍になる

予言者ノストラダムス

3秒後の未来が見える


…何かスキルが増えたか?何も増えていない気が...うそ...だろ、なんでこんなに頑張ったのにスキルが一つも増えていないんだ!



1年間頑張ったんだぞスキルの2つや3つぐらい習得できててもいいだろ。



父さんといつも特訓をしたのに、母さんの目を盗んでゴブリンを倒してきたのに、なぜだあああああ。


10分ほどたった時、心を晴らそうと外に出ることにした。


外にいる人とあまり交流をしたことがない。


こういう時は他人と話せば自分の気分だって晴れるはずだ。


よし外に出て気分を晴らそう。



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 母さんがいるキッチンに行った



「ねえ母さん、外に出たいんだけどいい?」


「何をするの?」


母さんは言った


「ちょっとね...いやなことがあって気分が落ち込んでいるんだ。外にでも出て気分を晴らそうと思って。」


「あらそうなの、何があったかは知らないけどそれなら外に出てきてもいいわよ。しっかり気分を晴らしてきてね、だけどあまり遠くには行かないように、あとと戦っちゃだめよこっちだってとっても心配するんだから。」


俺はびっくりしたまさかと戦っていることがばれるなんて、でも母さんが優しくてよかった。


何度このやさしさに救われたことか。


父さんとのけいこの後においしいご飯を作ってくれて、


「大丈夫だった?父さんとのけいこ、きつかったでしょ。さあ、おいしいご飯でも食べて温まって。」


本当にやさしくてよかった。よし外に出よう。


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 「ああ、何と言いそよ風なのか」


ちょっとじじいくさい言葉を言いながら俺は心が回復してゆくのを感じた。


しばらくそよ風を感じていると隣の家から声がした。


隣の人との交流は大切にしなさい。


そういやって前世のお母さんも言っていたしね。


まあ、人と話すのも一種のストレス軽減策だろう。よし、隣の家に行くか。



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「あなたのお名前は?」


横からいきなり現れた人影にびっくりした。


女の子だった。俺と同い年ぐらいだろうか。


どこから現れたか気になって周りを見渡してみると壁にドアがあった。


そこが入り口だったのか。


気づかへんて。


誰がこんな所についているドアに気づくんだよ。


誰もがそんなことを思いそうなドアだった。


すごい壁と同化している。


こんな同化して意味があるのか?そんなことを思っているともう一度聞かれた。


「お名前教えて?」


俺は答えた。


「ルード・スタークっていうんだ」


「じゃあスタークって呼んでもいい?」


「いいよ、ええっと、貴方の名前は?」


「エノレア・リンベル。エノレアって呼んで」


「ええっとエノレアさん?」


やっぱ子供相手でも女性と話す機会は前世の俺にはなかったから緊張してしまう。


「さんなんてつけなくてもいいわよ」


ああ、なんて明るい人なんだ。こんな人が前世の幼馴染だったら、ブラック企業に入社しても


「やめちゃえよ」


とか言ってくれて精神的にも肉体的にも疲れないで済んだかもしれないのにな


「スタークって隣の家?」


「そうだよ」


「じゃあいつでも遊べるね。今度呼びに行くから遊ぼうね!」


そう言ってエノレアはあの(もう言わなくてもわかるでしょ)扉を開いて帰っていった


「よし俺も帰ろう」


明るい人と話したおかげで自分の気分も晴れた。リンベルに感謝。


間違いがあったら直すのでコメントで指摘してくださいお願いします。



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