第2話この世界の常識

 およそ4年がたった。俺は四歳になりなんとなく喋れるようにはなった。


あと、不思議とお父さんやお母さんが話している言葉の意味も0歳から理解できる。

あと4歳の誕生日を迎えた時から字は読めるようになった。


しかし、字は書けなくて、おそらく頑張って覚えろ的なことだろう。


そして俺のお母さんの名前はリサ、お父さんの名前はカールということを2年前ぐらいに知った。


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こっそり書庫に忍び込み本を読んでくるとこの世界がどういうところかが分かってきた。


4歳から言葉と字は理解でき言葉は喋れるけど字は書けない。


じゃあなんで俺は0歳から理解できたのか。


なんとなく転生者だけにある特別な何かなんだろう。


といっても、もう4歳だから関係ないけど。


あとだいたい地球でいうと中世時代ぐらいで魔術もある。


魔術にはランクがあり下から、

級魔術、級魔術、級魔術という調子でXX20級魔術まである。


普通の人はV級魔術まで使えて、それ以上の魔術はVI級魔術で才能がある人VII級魔術で天才らしい。


じゃあなんでXX級魔術なんてあるんだろう。使える人は果たしていたのか。


そんなことに気づくのはもっと後の話だ。


そして、スキルというのもあってそれはレベル上げをすると獲得できる。


スキルにもいろいろ種類があって、魔術と違うところは、魔力とかは使わないで、何度も発動できる。


そして、あまり連続して使うことはできないというところだ。



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 あと冒険者ギルドもありそれには12歳から加入できる。


そして冒険者にはランクがあり一番下からビギナー級、中級、上級、超上級、ゴールド級、ダイヤモンド級、タングステン級、ブラック級または、ホワイト級となっている。


途中から名前がかっこよくなっているのも気になるが一番びっくりしたのはすごくたくさんのランクがるということである。


さらに魔物というものが居てこの冒険者のランクと対応している。


しかしこれはあくまで1対1で戦った場合であり複数で攻められると全く魔物同じランクだった場合にはほとんどの人が勝てない(と本に書いてあった)。


ステータスというとステータス画面が表示できそれはほかの人には見えないらしい(見えるようになるスキルもあるらしいけどね)。


さて、そんぐらいわかったなら武器を作って秘密でレベル上げをする定番展開を作るしかないと思っていたら重大な事実に気が付いてしまった。


それはということである。


「すてぇーたす」とまだ慣れない発音でしゃべると目の前に表示された。それを見るにどうやら僕は「転生者」という職業のようだ。しかし本で見た限りだと職業など書いていない。


もしやこれは僕だけにある謎のやつ(定番展開)と考察にひたっていたがそれは自分のお母さんの「ご飯だよーー」という声で浸るのをやめた。


ご飯が終わった後自分のステータスをもう一回見た。するとスキルと書いてある蘭に何個か書いてあった。


「転生の祝福」

獲得経験値が普通の人の1.5倍になる

「剣lv.1」

剣の威力、剣のスキルが獲得しやすくなる

「魔術lv.1」

魔力の上昇、使える魔術のランクが上がる

「初心者用配布」

木の剣が配られる(一回のみ)


一番最後の初心者用配布は本で全員に配られるスキルと書いてあったのを思い出した。


そして俺は近くにある森へ親に内緒で行くのであった。


 しかし親に内緒で森に入ってきたもののどこに魔物が居るのかが分からない。


1時間ぐらい周りを歩き回っていると足に負担がかかってきて結構きつい。


そして、中身は23歳だが外は外見は4歳の幼児だということに改めて気づかされた。



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 しばらく進むと、ゴブリンみたいな生き物にあった。


いや、怪物といった方がいいかもしれない。


確か前、本を読んだときこいつはそのままゴブリンだった気がする。


こいつがゴブリンというのは異世界共通なのかな?


(にしても怖すぎだろ。なんか口に血みたいなやつついてるし)


そんなことを考えているとそいつが襲ってきて俺はその怖さが衝動となって剣を前に突き出した。


突き出した剣先に運よく脳にあたりゴブリンが死んだ。


「運めっちゃいいじゃん」


本当に運が良かった。もしかしたらここで俺の転生物語は終わっていたかもしれない。


今度から運の神様に媚でも売るとしよう



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言葉の辞典

スキル

通常は「剣lv.1」または「魔術lv.1」の片方しか獲得できないはずだが、なぜかスタークは二つ同時に獲得している。


こんな事例は過去に一軒もなく大変珍しいということにスタークが気づくのはもっと先のことになるのであった。


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