第6話 予兆 2.

とまあ、どうにかアダチ電機から一人、それと上田制御から一人でてもらった。


そもそもこれ上田のユニットなんすけど?


例の一件で上田設計が自主独立できなくなり、さらに優秀なローカルメンバーがやめてエレックスに行ってしまったというなんとも、、、な話で。


なんかしらんが北米勤務中のことだけどさ、本社の監査部からわざわざ北米くんだりまで事情聴取に来たよ。


ほんと失礼な話だわ。


だからさ、なんでもかんでもこっちふりなさんな。

言えばどうにかなるってば。


そんときはどうにか乗り越えたよ。

そのあとだぶっ倒れたのは。



「でも倒れたとき恵さんきてくれてほんとよかったねぇ、、、ほんとうは愛されていたのねぇ~しんじぃ~ いまでも恵さんらぶなのぉ?」


あやのちゃん、、目が怖いです、、


「あやのちゃん、、あなただけだし」


にゃあ~



相変わらず人使いが荒く、それとだ5月の連休の前半が数日つぶれた。


二見人工島での改造、それとご近所の会社で大型機のパレット搬送装置改造工事


後者の方の電気担当したけどさ。


真理ちゃんから「ねえぱぱ、5月の連休は帰ってきてね受験前だから」

といわれていたので範囲が狭い後者の改造工事にまわった。

そこの課長と名刺交換で、、


「え?羽根田さんって総務課の課長さんでいらはると?ふつう事務方がサービスでシーケンサーなんていじらんでしょ?おかしいわぁ~」


とえらくおどろいておった、、


そりゃおどろくわな・・

行く先々で 名刺交換で、は?っていうような態度とるし。

あれだ、、かつてJIMTOFでやらかしたんだよな、、


試運転含め2日で終わったので速攻で小田原まで帰りましたよ。


西明石駅で*"ひっぱり蛸"をあるだけ買って17時台の新幹線にのって家に着いたのが

22時過ぎ。

**まじで小田原遠い、、東京の方が近いし。


呼び出しの電話は来ませんでしたからやれやれですけども、、

8月のお盆休みと暮れ正月は全滅。

12月31日は車中泊だったよ。


オレぶっ倒れて業務改善したはずなのに。。おかしい、、


真理ちゃんの受験の時は明石から大井町に帰ってあげることができた。

受験の相談だけど、、時間があるときに家にもどって娘とじっくり話すことはできたよ、、


"おだじょ"はすでに西高と統合されていたので、西高か恵の出身校である鴨宮か?

になり、理系志望なので鴨宮を選択。


 北工はどうよ?


と言ったら、「いくら大学で理系志望でも高校でいろいろ考えたいのと、北工の高専みたいなノリはちょっと・・あと。。青木助教授が、、」だって。


青木せんぱい、、ごめんなさい・・


・ 


「青木さんって、、北工でていま静岡大にいる青木さんかしら?」

「あけみちゃんなんでしってますか?」

「どう言っていいのやら、知っているような・・まあ大丈夫ね、、高橋君だっけ?だからさ、、」


 このあけみは・・高橋のこと知っているのか?


そしてその日が来た


*蛸壺の器のたこ飯 西明石駅で売っているけど夕方行くとまあ、、ないんだなぁ。

**結局のところ、小田原に停車するひかりの便数が少ないのよ。

一度新大阪まで"こだま"または"ひかり"で出た後、名古屋まで"のぞみ"で行く。


そのあとは静岡大陸を"こだま"で移動となる。停車するたびに"のぞみ"がブチ抜いていく。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る