第65話 探している人

城の中はとても綺麗だった。

「はーっテメェ金持ちだなー」

「やめれっ」

5人は首相に案内され、部屋に連行(?)される。

その部屋に一つの絵が飾られていた。その絵にアイは目を引かれる。

「素敵な絵ですね…」

「ありがとうございます。これは私の知人の画家が描いてくれたものなんです。」


「ひろーい」

「お”っ!ベッドふかふかやんっ」

ピンとコユキはベッドにダイブする。

「やめれっ」


「みなさんの事情は聞いております。人を探していているのですね。」

首相は話す。

「実は私も…探している人がいまして…ずっと昔に音信不通になったまま…」

「そうなん?遭難?」

「やめれっ!!!!!」

「アタシたちはねーミンちゃんっていう子を探してんの。」

首相は驚いた表情をした。

「…ミンさん……?」

カンナは聞く。

「もしかして……知ってらっしゃるんですか……?」


「私が探している人の…探している人が…ミンさんです。」


5人は息を呑む。

「………どういうこっちゃ……?」

「バカッアンタホントニバカッ」


アイは尋ねる。

「首相が探している人は…サン・タムタムさんですか…?」


「…はい。」


「すげー繋がっちゃてんじゃん」

女王は首相の前に行く。

「おっおっおっおちからを貸していただけませんことっ!?」

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