第31話 優しい首相とときめき

二人で庭園を歩く。

「ヤダ…広い…怖いわ…広すぎて…」

「大丈夫です。この屋敷と比較したら3分の1程度ですよ。」

「まぁ…凄いわ…」


(少し前を歩くコノハ首相を目で捉える。コノハ首相は気づいて横に来てくれる。

首相からは甘い香りがした。キャーーーーーーーーーーーッッッッッ)

ムやんは小声でモプペェに話しかける。

「モプペェ坊やっ!ねぇ素敵だと思わなくって?」

「え〜モプちゃんのほうが可愛いしかっこいいよ〜」

「あらモプペェ。そんな生意気言ってると椅子か便箋にしちゃうわよっ」

首相は振り向く

「タムタムさん?どうかしましたか?」

ムやんは慌てる。

「あっあっあっイエイエなんでもないんですのっ」

すると首相は少し神妙な顔をした。

「やはりミンさんのこと…分かりました。私もミンさんの探索、手伝います。ミンさんの特徴を教えてください。」

「えっっ!そんな…いいんですか?」

ムやんは少し考えてからこう言う。

「ミンちゃんの特徴…えっと…疲れ知らずのぱわー…?」

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