第24話 元栓

その時剣道の『めーん』みたいな音がしてブラック・ナカが現れた!

「たむちゃーーーーん♡♡♡」

ブラック・ナカはとびかかりたいのを我慢する。それからかんちゃんの方を見てこう言う。

「誰?てめぇ」「特殊な犬よ!!!」

ブラック・ナカは甘えた声を出す。

「ねぇタムちゃんこのひとだぁれ???」

「あら、この方とは前、市場で会ったのよ♡翼を♡ね♡」

かんちゃんはタムちゃんに尋ねる。

「タムちゃんはどうしてこんな雪山にいるの?」

「黙れ。気安くタムちゃんって言うんじゃねぇ。腰撃つぞ。」

ブラック・ナカを華麗にスルーするタムちゃん。

「なにかのご縁かしらね〜また会うなんて♡嬉しい♡」

「は?」

その時ブラック・ナカの後ろから闇が出た!!

絶妙なタイミングでかんちゃんを殴ろうとするブラック・ナカ。

かんちゃんは不愉快に思い背負投げ〜!ナカはかすかに微笑を浮かべる。

「こんな甲高い声のキンキン犬に負けてられんわ」

「戯れる?」「は?」

「鉄塔で?」「は?」

ブラック・ナカがイラッとしたのがめっちゃ伝わってきた。

「…とにかく!オマエを網で処す!!!」

タムちゃんが焦ったような顔をしている。かんちゃんはタムちゃんを抱きかかえて攻撃をかわす。

「色々伏線あったばずだけど早く回収しなきゃな」かんちゃんは呟く。

「斑点にしてやるわぁ!!!!」叫ぶナカ。

「花瓶でボコす!!!!」叫ぶかんちゃん。

「元栓しめて〜〜〜〜〜〜」叫ぶむやん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る