第20話 陪審

お尻の穴にモプペェを刺す。

「かんちゃんの陪審に後で連絡する!」

「媒体に取り上げられちゃう」

「駐車場へれっつごー!!」

煙を上げながらカンナとミンはお棺の中に入り時速180キロで陪審のもとへ向かう。

「馬・虎・墳!!!」

陪審が要る丘の高さまで飛んだ!

(水筒持ってくればよかった)

水上を200キロで走る

「もうすぐ着くよっ!」

すると鳥籠のように小さい可愛らしい家が見えてきた。


そこには一人の美しい娘?のようなイケメン?のような犬?が立っていた。

でも、綺麗なお姫様のような顔とは全く無縁のつなぎを着ている。

「アイちゃーーーん!!!」

シャーロット・カンナはその人物のもとへ駆けていく。

「この人はかんちゃんのオトモダチ!ミンちゃんって言うんだよ!」

「ハッ!タムちゃんのことを探すの、まだ諦めてません!!」

その人はミンのことを恐れてはいなかった。

「アナタハ…」とミンは尋ねる。

斜め上がとてもかわいいその人は微笑んでこう言う。

「かんちゃんの陪審です」

「あぁ!そうでした!」裾をひるがえすミン。

「ミンさんはサン・タムタムさんのことを探しているのね…」

突然目玉が奪われたかのように涙をポロポロ流すアイ。

「…タムタムさんがいなくなってすっごく寂しかったわよね…それにっ…その楽譜はナカさんが持っているのよ…ナカさんは今…家の中にいるわ。」

そう言ってアイはドアを開ける。

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