第19話 歯茎の肯定

みんな、警戒する暇もなく海に飲み込まれる。

海の中で楽譜が舞う。シャーロット・カンナはムやんの首に楽譜を縛る。

ブラック・ナカは追い払われるように深海に挟まる。


「ってことは今、楽譜は一枚はタムちゃんに縛り付けてあとの一枚はブラック・ナカが持ってるってことでいいんだよね?」

「そういうことになるね」カンナは答える。

「ソレデブラック・ナカトミンガデアッタッテワケネ」

納得したように頷くミン。

「そのブラック・ナカが獲物のように狙っていた女性はどうなったの?」

「さぁね!人生終了はしてないと思うよ!」

ミンは地を踏む。

「ミンが探している人の話も聞いてくれる?」少し間隔をあけて言う。

「環さん」

「環?君はどうしてそう呼ぶの?」

「う〜でに隠すのぅ🎶苗木みたいに長いやつ。」

「ミンちゃんいくつ?年齢相当いってんね!」

「江戸っ子以下だよ」

「雑菌ない!!!」



に〜じがにじが〜そ〜らにかかって〜


「タムちゃんが発酵食品は身体に良いって」

シャーロット・カンナは驚いたように言う。

「おぉ!タムチャン!ブラック・ナカが結婚したいって言ってた!」

「えっ!!!!!????ミンは摩擦ミンは摩擦…」

「かんちゃんが生還したあの戦いの…」

歯茎の肯定

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