第13話 光沢のあるモノ
「請求書が送られませんように!」
哲人のような表情でソレを引っこ抜く。
ズルヌン
すばやく独占する。
「雪辱を味わいたくないからね」
引っこ抜かれたブツはこう喋る。
「彫刻刀で削られたみたいな痛みなんだけど。アタシ、蜂蜜を遵守してただけだよ?殺られたいの?」
ミンは慌てる
「アァ!ゴメンナサイ!フツウノオンナノコ!」
女の子は笑う
「三途の川、渡っとく?」
サイコ女は弧を描くようにして水圧をミンにかけた。
それはもの凄い圧のはずなのにミンは砂漠にいるように微動だにしない。ミンの頭に花が咲いて見える。
「ア、アタシの一撃を止めるなんて…」
少し後ずさり、動揺するサイコ女。ミンを超人と比喩した。
「あっミンの帆のようにペラペラの足に驚いちゃった?」
女が言う
「…ねぇ、あんたは何でこんな深海にいるの?何か手柄でも取りにきたの?」
「ううん」と一瞬一瞬首をふる。フリフリ
「人を探しているの。」
「へぇ。なんかと関与してんの?」
「尽力を尽くして探しているところです。」
その時地上から落雷の音が聞こえた。地響きがする。強烈に海が荒れ始める。
ど迫力の波。
(緊急だ…!)
ミンの腕が輝き、海をわる。
名称『どぅんみ八つ裂き』
「……あの腕…代採してぇくらいだわ…」
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