第40話 グラフ


 来るべき「西部防衛戦」は負けるわけにはいかない。


 むしろ、あわよくば「婚約者内戦」の時に喪われた領土を回復したい、さらにハッピーなのは、アマンダ王国の壊滅的な破壊を狙いたい。


 欲をかけばキリがない。しかし戦争において「あわよくば」が成立したことなど、歴史には見当たらないのが現実だ。


 そもそも、戦争に勝利するためには圧倒的な戦力を集中して運用することが王道というよりも必要不可欠なこと。「少数の部隊によって大軍をやっつける」というのはお芝居においてはウケるが、実際に、それを狙う指揮官がいたら不適格の烙印を押されるだろう。


 戦争の常道であり、正当な戦い方はいつの時代でも、洋の東西を問わず「敵よりも圧倒的に優秀な大軍で蹂躙する」のが正しいし不可欠なことだった。


 国軍を握るエルメスは、自身の学園時代こそ「単身で敵を屠る」という究極のを収めてみせたが、一人の将軍としては極めて堅実な用兵を好む。自身と自身の軍団には「一騎当千」の力を求めつつ、常に「兵は弱卒」を前提にした作戦だ。


 それがエルメスの賢さである。


 その進言もあり、サスティナブル王国は来るべき戦いに十万の大軍を編成する。アマンダ王国は国力から見て、フルに動員しても五万が限界のはず。敵の倍の人数での防衛戦だ。


 宗教戦争の性質を持っているとは言え、相手の倍の人数を集めれば、そのまま勝つのが自然なこと。


 これ自体は正しい。


 しかし、これを可能にするための補給がなければ、軍隊はすぐに瓦解してしまうという事実がある。


 そのために必要なのは緻密で正確な、それでいて現場のニーズに合わせて対応できる冗長性フレキシブルさを持った「動員計画」が必要になる。


 つまりは「事務室内の戦争」が既に始まっていたのだ。


 まだ極秘である動員計画を立てるために使えるスタッフは10人ほどしかいない。王国の中でも極秘扱いの計画だけに、絶対的な機密を守れるだけの信頼と高い能力を高度に持ち合わせる人材は常に不足していた。


「愛国心に溢れる少数精鋭のスタッフによる渾身の計画」


 などと言えば聞こえは良いが、要するに、ブラック&ブラックな状態である。


 スタートしてから一週間も泊まり込み。スタッフの詰める「中央計画室」の端には毛布まで積まれ、食事をしながらも計算をし、仮眠を取っている間の夢の中でも「水を用意できる地形はどこだ」と探しているほど追い込まれている。


 膨大な作業量だった。


 簡単に「十万の兵力を動員する」と言っても、一日の食料だけでも2百トンの食料を供給する必要がある。まして、病気を防ぐために必要な大量の清浄な水は、用意するのも運ぶのも、もっと厄介な問題だった。


 食料も水も、どこから運んで、どこでどのように供給するのかを行動計画に盛り込むのは地理についての広い知識と高度な計算が要求される。


 まして最終的な戦場は2千キロも彼方だ。防衛戦を主体にすると考えると、現地調達は最低限、というよりもしないですむように計画しないと無責任だ。


 部隊が西部地区に入ってからも、補給は延々と必要になるわけで、その意味では限界に近いと言うよりも普通に考えて無理な作戦だ。


 計画作成が長期戦となることを読んで、シュメルガー家のメイドから最も信頼の置ける者を3名、メイド頭のレンに監督させて配置した。それどころか、公爵の妻であるアンナリッサ自らが、毎日のように差し入れをする事態だ。


 国家の非常事態に備えて働くスタッフのモチベーションは高いだけに、スキを見て無理やり食べさせ、強制的に休息させる必要があった。


 こまめな「お世話」のおかげで辛うじてスタッフは生き延びているといえる状態である。


 立案を始めて一週間もたつ頃には「サスティナブル王国の未来は、3人のメイド達に託されたんだな」とエルメスがチャチャを入れるほどに凄惨な部屋なのであった。


 だからこそ、とノーマンは自分を律している。


 自分自身はスタッフが上げる悲鳴の処理だけに専念していた。それは、時に手持ち無沙汰を招くが、だからと言って一つの仕事を担当してしまうと、回り回って、全体としての非効率につながることを知っているからだ。


 多忙ではあっても、精神的な余裕を持たねばならない。作業にのめりこむと、思わぬ間違いをしでかすことがあり得るのと、視野狭窄に陥ってしまい思わぬミスが生まれることを、ノーマンはちゃんと知っている。


 透徹した政治家とは、そういうものなのである。


 だからこそ、ノーマンの執務室には久し振りに三人が顔を揃えていた。


「こないだのあれだが、ずいぶんと意地の悪いやり方だったなぁ。まだ、小僧は悩んでいるんだろ?」


 勝手にソファをこちらに動かして紅茶を楽しんでいたエルメスが、どちらにとでもなく言い放った。


 ふぅっと息を吐き出してからノーマンが引き受けた。


「ショウ君を信じろと言い出したのはけいではないか。さすがにあれはやり過ぎだとは思ったが、逆に言うと、これに合格しないようでは無理だ」


 ノーマンの言葉が硬いのは、娘婿の少年を試さざるを得なかった自分に、さすがに嫌気がさしているからだ。


 リンデロンは、冷ややかに、しかし彼にしては珍しく含み笑いを浮かべて言う。

 

「だが、不思議な反応だったのは確かだ。なにしろ歴史書庫を見せろなどと言ってくるのだからな。さすがにあれは予想できなかった」


「やっぱり小僧は面白いな」


 エルメスがニヤリとして続ける。


「お二方も楽しんでいなかったとはいわせないぜ。まあ、青少年はに注意ってことだな。さて、どんな答を出してくるやら…… 我は楽しみで仕方ないぜ。ひょっとしたらこっちの期待通りの答を持ってくるかもしれないんだ」


 さすがにそれはない、とノーマン。


「今年デビュタントをすませたばかりの少年に求めすぎだろう。確かにこの戦争の本質を言い当てたのには驚かされたが、もし私達が本当に望んでいることに気付けたら、もはやバケモノだ。書庫で見ている資料から察するに、おそらく軍に入り経験を積みたいという話になると予想しているが、それにしては少々腑に落ちない部分がある」


 書庫に入り込んで「何」をしているのかは把握している。ノーマンはそれを説明していった。


「ショウ君が追加の閲覧許可を求めてきたのは3人のスタッフだった。最初は、ちょっと首をかしげた部分もあるが、おおむね上手くいっていると聞いている」


 男爵家のサムという少年を小間使いにして、ノーヘルと、そしてなんと側妃としたニビリティアまで連れ込んで資料を読み込んでいるのだ。


「側妃に身の回りを世話させるんじゃなくて、世話をされる側にしたんだろ? 相変わらず面白ぇな。それに、パシリにしてるのは、例の最後にヤラレ役に使ってお仕置きした子だ。どっちも、我にはできない発想であるな」

「現在伸び盛りのオレンジ領では、ショウ君の発案で、あっちこっちの部門で女性をどんどん登用しているらしい。ニビリティアさんの方は、それと同列の発想なのだろうな。それに彼女は座学、特に歴史は学園でも断トツだ。資料を調べるのであれば、下手な男を連れてくるよりも役に立つのかも知れない」

「それで、彼は何を調べているのか教えてもらえるのかね?」


 リンデロンは、誰、よりも「何」に興味がある。


「主に100年前の『婚約者戦争』にまつわるものらしい。それと、この数十年の各国と取り引きした塩と芋の値段。それに天気だ」

「天気?」


 エルメスは、あきれたと言わんばかりに首をフラフラさせて「重要な戦いの前に天気を予測するって言うのはあるが、昔の天気なんて調べて何かの役に立つものなのか?」とリンデロンに問うた。


 情報の専門家がわからなければ、誰にも解けない問題だ。少し首を捻ったリンデロンは、よくわからないのだがと前置きした。


「天気は、おおむね、毎年同じ頃に同じように変化するものだ。厳密に、そして長期間にわたって追っていけば、ある程度の予測に役に立つのかも知れないが、それにしたって、労力に見合うとは思えないな」


 コンコンコン


「なんだ」

「カーマイン子爵が面会をお求めです」

「わかった。ここにお通ししろ」

「はい」


 三人は言葉にはしないが「やはり、彼は持ってるんだな」と目顔で頷き合った。すなわち、彼には名将たる資格があると言うこと。古来、名将と呼ばれる人間は全て幸運の女神を味方にしているのだ。


 お芝居のタネになる「悲運の名将」は、現実にはありえないのだと、ここにいる超現実主義者達は骨の髄まで知り尽くしているのだ。


 その点、めったに集まれない三人が、よりによって集まったときに(厳密には、ノーマンの仕事の切れ目を読んできたので偶然ではないのだが)、現れるなどと言うのは、できすぎなほど。


 こういう人間にこそ国の命運がかかった「大事」をまかせようという気にもなるものだ。


「カーマイン子爵がお見えです」

「失礼しま…… ぁ、失礼します」

「おいおい。逃げるこたぁねえだろ」


 ドアを開けた瞬間見えた恐ろしき光景に、そのまま後ずさりして閉めようとしたドアをエルメスに押さえられてしまった。


 ついさっきまでソファにふんぞり返っていたはずなのに、5メートルの時空を音も無く瞬間移動ってどういう技術なのか、さっぱりわからない。


 しかし、こうして肩を掴まえられてしまってはどうにもならなかった。


 やれやれ。これでは逃げられない。


「みなさま、お久しぶりです」

「ショウ君。なかなか、君は運を持ってるねぇ」

「はい」


 悪運をと言う言葉を飲み込んで、ショウは覚悟を決めるしかない。


「いや、持ってるのは我らの方だな、こんなに面白そうな場面に立ち会えるとはな」


 悪ガキの顔になったエルメスが一人掛けのソファを自分の横に動かした。ここに座れと言うことだろう。


「すみません。答えらしきものが見えた時に、ちょうどノーマン様が気分転換されていらっしゃっているのを知ったもので、急遽面会をお願いしてしまいました」


「「「え?」」」


 顔色を変えたリンデロンは「君を責めるつもりはないが、極秘のはずの宰相の仕事ぶりを、君はどうやって知ったというだね?」と微妙な硬さを孕みながら尋ねてきた。


「扉の前に立つ護衛からです」

「護衛から聞いたのか?」

 

 リンデロンの表情が一気に硬くなった。警護対象者の様子を漏らす護衛など、死刑である。


「あ、いえいえ、聞いたんじゃないです。あくまでも、護衛の方々の気配です。ノーマン様は真面目だし、集中して仕事をなさいます。だから仕事に熱を入れている時に部屋から急にお出になることはありません。それを知っている護衛の方々は外部の様子にだけ気を配っています。ところが仕事の合間になると、いつ出てくるかということを意識するためなのでしょう。普段以上に『中』を気にするんです。それを何回か見ていると自然と、あぁ、今は気分転換中かなとわかるようになった次第です」 


 肩をヒョイッとすくめた少年は「だから、護衛が悪いわけじゃないんです」と笑顔を見せたが、三人の大人が「ふぅ~」とため息のようなものを漏らすと、ちょっと不安そうな表情になる。


「わかった。ともかく、用件を聞こうか」

「えっと、ご説明しても?」

「この二人なら、構わない。私と同じ情報を持っているからね。ショウ君が調べたことと、出した結論を教えて欲しい」

「それでは、まずこれをごらんください」


 A4、白上質紙をショウは広げた。


 現代の日本人なら、誰でも一目でわかるもの。それは相関表マトリックスだ。


「なんだね? これは?」


 悪い大人達は、一様に首を捻った。


「サスティナブル王国が誇る150年間の歴史です。これは王国に連綿と受け継がれてきた5月、6月の気温の全てを足した数字です」


 ???


 三人とも懸命に理解しようとしているが、聞くだけで精一杯というところ。無理もない。マトリックスなんてものを読み取る練習など、この世界では誰もやったことが無いのだから。


 しかし、表など読み取れなくても大丈夫だ。


「これをにしますね」


 次に出したのは、棒グラフだった。


 横軸は150年前からの時間軸。縦は「足した温度」の数字だ。5月のものと、6月のもの。


「この国ではありがたいことに150年前から、内戦の間も含めて、毎日、欠かさずに朝と昼の2回。一日の温度を記録してくれています」

「あぁ、それはサスティナブル王国が建国された頃から、祖王のころに存在した「三賢」のどなたかのめいがあったらしいからな。毎日、と言うのが定着したのが150年前だったらしい」

「その日のお昼の温度を足して5月の温度、6月の温度を縦の棒の高さで表しています」

「おぉ! なるほど、毎年ほぼ同じってわけか。だから、毎年、5月は5月っぽい陽気だって感じるわけか」


 意外なことにエルメスが最初に「グラフの意味」に気が付いたらしい。


「はい。おっしゃる通りです。細かい話は良いので、今は、毎年5月、6月の気温を足すと、似た感じになるってことを押さえてください。そのうえで、これをごらんください」


 指し示したのはボコッと飛び出た棒があり、翌年は、なぜかガクンと低くなっているところだ。


「これが意味するのは、この年はいつもの年よりも暑かったということ。そして翌年はいつもの年よりも涼しかったと言うこと。そしてこっちをごらんください」

「これは?」

「こっちが、同じように、王都で売っている芋の値段です。そして、こっちが塩の値段。お気付きになりましたか?」

「すまん。正直言ってよくわからないが、こことここがここが引っ込んで、こっちが飛び出しているのはわかる」

「それをご理解いただければ十分です。塩は海沿いの国々からの輸入が主でした。王都の塩は、トライドン家が製塩に乗り出すまでサウザンド連合国から全て買っていた。今でも、塩の値段は、輸入している塩の値段と連動している。そうですね?」


 ノーマンは「確かに、そうだが」と答える。少年が何を言おうとしているのか予想もできないが、何か悪いものを感じているのだ。


「気温が高いと芋がよく穫れて安くなります。ところが気温が低いと芋が穫れなくなり値段が上がります。となるといつもの年よりも塩を多く売ってでも芋を買う必要がある」

「なるほど。そう言ってもらえるとわかりやすいな。ところで、このボコッと膨らんでいるところはいくつかあるが、この一番右側の棒が高くなっているな」

「はい。これが今年のもの。つまり今年の5月6月は、過去のここと、ここ、みたいになっています。高さが同じ感じですよね?」

「「「確かに」」」

「そして、ガバイヤ王国とサウザンド連合国が我が国にちょっかいを仕掛けてきた回数のグラフがこれです。ほら、これ、並べてみると、ちょっと面白いことがわかりませんか?」


 三人の悪い大人達は、しばらく首を捻った後「降参だ」とエルメスが代弁した。


「両国がちょっかいを出してくるのは、芋の値段が、すなわち食料に危機感が生まれた年の翌年がピークになるんです。そして、婚約者内戦の時は、幸か不幸か、このピークと見事に一致してしまった」

「なんだと……」


 ノーマンは、口があんぐりと開いたままになる。


「そして、この気温のの一番右側が今年です。ほら、ここ、高いですよね? もしも来年、この棒が低ければっていうか、この150年間でそれは5回あったことですけど、だいたい間が25年前後って感じなんです。そして前回は23年前のこと。だから、おそらく来年は、この棒がグッと低くなります」


 少年は「えっと、先を続けても?」と確認したのは、大人達の目が血走っていたからだ。今にも怒鳴り出しそうだ。


「続けて」とリンデロンが背筋をピンと伸ばしながら言った。


「他の3人がいたので、西部の話は一切していません。私が調べたのは東と南のことだけです。でも、結論は同じです。過去150年と同じ気象条件であれば、再来年は、東と南が戦場になります。そして西部に大軍を派遣した王国だと、スカスカのスコット家トライドン家、シュメルガー家とシュモーラー家の飛び地は、とても危ない状態になるはずです」


 シーンとなった三人の前で、一体何をどうしたものかとショウが狼狽えてしまう。まったくの気まずい雰囲気だ。


 どうしよう?


 何秒たったのだろうか。ノーマンは立ち上がると、盟友でもある「感謝する」と深々と頭を下げた。


 リンデロンまでもが頭を下げているではないか。


 いったい何事なのかと、キョドるショウだ。


「君が見いだしてくれた才能は、満点答案の右斜め上の答えを持ってきたようだ」

「いいってことよ。我もまさか、こんなのは予想できないことであったからな」

「このような情報の整理の仕方があったとは…… 天才とはまさに、げに、恐ろしいものだ」


 その時、リンデロンが誰にも聞こえないほどに小さな声で「ご先祖様のお言葉は、確かであったか。なんたること」と独り言を言っていたのは、誰も知らない話だ。


 そこで改めて、三人がショウの方に一斉に向き直った。


「ショウ君。すまないが、先日の話は取り消させてもらう」

「はぁ。それは、いいのですが……」

「その上で、改めて君の処遇については考えさせてもらうよ」

「あ、あの、それはノーマン様のお気持ちなので」


 実際、ワガママを言える立場では無いのを一番よく知っているのはショウ自身なのである。


「悪いようにはしない。ただ……」


 またしてもエルメスが割り込んだ。


「小僧」

「はい」

「学園はまもなく夏休みだったな」

「はい。もう、来週からですね」

「それならしばらく、お前を貸してもらうぞ」


 は? となったが、もちろん、国軍最高司令官に失礼な態度など取れるわけがない。

 返事は「はい」か、「イエス」か、「わかりました」のどれかしかないのだろう。


「はい」


 一番シンプルな答を返すと、ノーマンが立ち上がりながら「今からウチのモノ達スタッフを呼ぶ。私達に説明してくれたことを…… ぐらふとかいうものの原理からを含めて、もう一度説明してほしい」と言った。


「は、はい。わかりました。説明するくらいは、お安いご用です」

「そして、スタッフに理解させた上で……」


 突然、執務机の上にあるベルをカランカランカランと振り回した。


「お呼びでしょうか?」


 ノータイムで現れたのは若手の部下だ。


「大至急。陛下にお目通りのお願いだ。宰相権限の大至急であるぞ! 今の時間だったら中庭の池の辺りにいらっしゃるはずだ。いいか、大至急捕まえろ。かつ絶対だ。何が何でも約束をいただけ。一時間後だぞ。よし、いけ」


 今まで見たこともないほどに厳粛で血走った眼差しに部下らしき男性は顔を引き攣らせて「わかりました」と走って行った。


「あの、お急ぎのお仕事でしたら、私は後でまた参りますけど」


 ショウが弱々しく申し出た。どう考えても、ノーマン様は激怒しているとしか思えない。


「何を言っているんだ。ショウ君」

「はい?」

「陛下には、君がご説明申し上げるんだ」




 ……え?


 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

作者より

 表とグラフでデータを読むというのは近代に入って「紙」が出回った頃から一般化した手法です。それ以前は数字を名人芸で読むのが行政能力の全てでしたが、グラフ化することで「数字の示す意味」を圧倒的に説明しやすくなったんですね。


 ショウ君は文系の大学生でしたが、さすがに棒グラフの読み取り程度は、現代日本の教育を受けると簡単にできます。それにしても、あ~ エクセルがあれば一分もかからないのに、と思ったかどうか 笑



ちなみに、今回の「え?」はショウ君でした。


毎度のおねだりで恐縮です。


現在、異世界ファンタジーカテの24位になりました!

夢のようです。ありがとうございます!


ここまで来ると欲が出ます!

お願いします、15位以内!

応援してくださるみなさまに作者は大感激しております。

評価って言うか応援のつもりで★★★をお願いします。

ショウ君も新川も褒められて伸びる子です。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 






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