第21話 きょうだい
王の執務室のさらに奥にある小部屋。
設えも、一つひとつの小物に至るまで、豪華だが落ち着いた部屋だが、保安上の理由で窓も作られてない休憩室である。
生きること全てが「公」である国王にプライベートは存在しない。ただ、この小部屋は、ささやかな秘密が守られる場所であった。日により時間帯によって、あらかじめ定められた記号を書いた紙をドアの外に出す限り、誰かが入るどころかドアの側に立ち寄るのも禁じられている。
そこでは、今や唯一の「腹心」となってしまったロウヒー家当主のジャンが平身低頭中である。
「誠に申し訳ありません」
そこは直接答えず、持ちこんだ紅茶を一口。
「予もそちもガルフの息子に救われた形であるな。いずれ、なんらかのことをしてやらねばならぬな」
この辺り、国王は公平なのである。
「あそこで彼が願い出てくれなければ、どうにもならなかった」
「いえ、私が何とかいたしましてご覧に入れたところです」
ゆっくりと国王は顔を振った。
あの時、遠回しの言い方ではあっても「妃とする王命を出してほしい」と本人が願い出た形がなかったら、王の権威もさぞかし失墜したことだろう。
「私の権威だけなら安いものだが、実際の所、お前の『子』だとはいえ、けっして安い貴族ではないぞ?」
爵位とは別に、遠隔地の大規模領地を治める存在は、それだけでも政治的な重みがあるのだ。決して疎かにできるものではない。
平たく言えば、周辺の領主を巻き込んでアマンダ王国に売り込むなり、自立して同盟の形で対抗してくるなりされると、即座に王国の危機となる。
もちろん、それが即座に「存亡の危機」となるわけでは無いが、鎮圧のために膨大な人も金も消耗するし、そうなれば他の国々との妥協も必要になってしまうだろう。
事態の収拾は混迷を極めることになったはずだ。
「しかしながら、結果として『伯爵家の妃として迎えられる』のでハーバル家は満足するかと」
「そう願いたいものだ」
王には、この後が読めない。本来なら、この後についてノーマンなりリンデロンに尋ねるべきなのだが、ここまで拗れさせた当事者に聞けるわけがなかった。
なにしろ、元々のいきさつが「公爵家令嬢の横取り」を企図したものだけに、何を言われるかわかったものでは無い。
結果的に、王の目論見は全てが裏目に出た。
さすが切れ者で、魔王のようにこの国の全てを差配する宰相と全ての計略を察知し企てる、魔神がごとき王国の耳である。こちらの意図など全てを読まれていたのだろう。だからこそ、まだ学園の1年生だというのに「
いくら王命でも、高位貴族の結婚済み女性を離婚させてまで王子の相手にさせられない。しかも形式だけでは無く「血判入りの証明書」までつけてきた。
二人は既に契りを交わしたという証拠となる。
キズモノを王妃にできるわけがなかった。
生まれ月がひと月早まっただけでも、血の継承が疑われるのが王族というものだからだ。
子どもが生まれるまでの営みは、全て立ち会いの者がいて記録をつけるのが王というものなのだ。
「これで公爵家の娘は全部ダメと言うことだな」
まだ、ガーネット公爵家の娘がいるが「証明書」を出してないだけに過ぎない。王家の影は「既にカーマイン家にて、ご令息と何度もご同衾のご様子」と報告を上げてきている。
なにがどうであれ「男とベッドに入っていた」と言われる娘であると同時に、
選択肢がなくなってしまった。
「いよいよ、ゲールの廃嫡しか無くなったのかもしれんぞ」
「恐れながら、それだけは、何卒」
「こうなるとわかっていれば、早く、ノーマン達の言うことを聞いておけば良かったな」
「力不足、もうしわけありません」
ジャンとしても頭を下げるしか無い。
結婚するつもりは無いと、堂々と言い切る「息子」に王は手を焼いてきた。ジャンも「伯父」の立場として必死に諫めては来たが、お稚児さん趣味は変わらなかった。
実は、ゲール王子の「趣味」をいち早く察知したリンデロンは、とっくに「廃嫡してしまえ」と勧めていた。そうなったら第三王子と娘との婚約も即座に承諾するとも言った。
それと前後するように、ノーマンも、ほぼ同じことを言ってきた。
エルメスだけは「娘に勝てたら、即座に差し出す。煮るなり焼くなり、愛妾にするなり好きにせよ」とうそぶいていた。
つまり、各公爵家は「この条件なら娘を差し出しますよ」と申し出たことになる。当然ながら、高貴なる家柄が娘を差し出す以上、一定の条件をつけることは認められている。
それを呑むか否かは王の判断、あるいは交渉次第である。
公爵家が公然と「どの王子を支持する」と言ったことはないが、国王に示された意志は第二王子の「血」を疑ってのものであることは間違いない。
あるいは、ガバイヤ王国の王族を母に持つということを重く見たのかも知れないが、御三家全てが「第二王子を認めてない」という現実は変わらない。
何とかしてゲールをどうにかしようとした。やっとのことで「白い結婚」の形は納得させて、さあ、後は「婚約→立太子」という実を取りに行く策謀をした。歴史上、それが愚手であることも知りながらだ。
同時に欲を出して「どうせなら公爵家の娘を奪い取ろう」と計画を修正して実行し、失敗した。
なんとかして、公爵家の出した条件をかいくぐろうとしたあげく、全てが裏目に出てしまったのが今回だ。
王は、ため息を吐きながら「こうなってくると、やはりあの二人に頼るしかないのか」と思ったのである。
もちろん、ジャンは、そんな王の思考を見抜いたのは当然である。
『このままだと、ウチが公爵家になるという夢が!』
こうして、ロウヒー家とゲール第一王子の利害は、完全に一致したのである。
・・・・・・・・・・・
既に夜中になっていた。
ベッドで、ほげ~となってるオレ。
いや~ 良かったぁ~ 全力で、頑張ったし。
オレの左腕に豪奢な金髪を載せているのは、最後まで頑張ってクタクタになっても付き合ってくれたメリッサの特権だ。
そして、右手にそっと頭を載せているのは青い髪。この位置は、みんなに譲られたみたいだ。
『あぁ、可愛いなぁ』
みんなが可愛いのは確かだよ? でも、それだけじゃないんだ。マジで、いろいろあったんだ。
振り返れば、最初がメロディーで、バネッサの順番だった。
もう、そこまでで、すっごく全力を尽くしてしまったんだよ。
そこに来たのがニアだ。ただし、メリッサが肩を抱くようにして連れてきた。
明らかに挙動不審。
オレは裸だとは言え、一応、腰から下に薄掛けは掛けてたんだけどなぁ。
「え~っと、服を着た方が良いのかな?」
「ショウ様。主たるもの妻に対して何かをお気遣いなさる必要はございません。ですから、何かをお召しになる必要もございません。そのまま、ゆるゆると抱きしめていただければと」
「そのまま?」
「はい。そのままです」
なんか、タコさんウィンナー並みに赤くなっちゃってるけど大丈夫?
「ちょっと刺激が強かっただけですから」
サラッと言ってくれちゃったけど、それって……
「ひょっとしたら、見てた?」
メリッサはニッコリ。
わぁ~
「大丈夫です。ちゃんと後で話しますし、さっき色々とお聞きして確かめてあります。ニア様はぜんぜん嫌がっていらっしゃいません。保証いたします。そうですよね? 正直に答えてくださいませ? お嫌なことを強制するつもりはありませんので。どうかしら? 抱きしめていただくのはお嫌ですか?」
顔を押さえながらも、ニアは思いっきり顔をブルブル振った。それを優しい目で確かめたメリッサ。
「それでは、また後ほど。あのぉ、上手く喋れなくても、ニア様はショウ様のことがだい…… あ、それはご本人が申し上げるべきですね。それではのちほど」
トンとニアの背中を優しく押してから出ていくと、ドアが優しく閉まったんだ。
たぶん、いろいろと言われてきたんだろうな。
飛び込んで来る感じで、一気に腕の中に来たよ。
「お慕い申し上げておりました!」
一気に言った。
顔を真っ赤にしながらだ。うん。前世で言えば中2だもんね。相手が裸で、しかもベッドの上でだなんて、刺激が強すぎる「告白」だよ。
ん? おりました?
「オレもニアが大好きだけど…… その感じだと前からなの?」
コクリ
「ミガッテ様を救うために躊躇なく川に飛び込まれて、勇気も決断力もお持ちだし、それに、なによりもあのぉ」
「ん?」
ギュッと抱きついてきた。
わぁあ、すっごく可愛い反応だけど、なんか恥ずかしいコト?
「あの時、上着を脱がれましたでしょ? そうしたら、すごく逞しい筋肉をお持ちなのが見えてしまって」
「え?」
どうやら、自分が痩せているのがコンプレックスで、筋肉フェチ的な感じらしい。
「あ! でも、でも、でも、筋肉だから良いんじゃなくて、それがショウ様のお身体だからなんです! 他の男が見せてきたら、きっと目が潰れます。ショウ様の筋肉だからこそ、素敵なんです」
なんか、あわてて「オレだけ」って感じで付け足してくるのが可愛い。
ま、実際、それは本当っぽいし。
「好きだよ、ニア」
「大好きです。ショウ様」
まあ、誰一人、家に帰る必要はないわけだから一人ずつの時間もたっぷり取っているんだけど。イチャイチャしていたら、時間なんて、あっという間だよ。
そこまでは、良かったんだ。
まさか、だった。
ニアがそっと下がった後、ドアの陰から青い髪が見えた。
「クリス!」
さすがにヤバい。そいつはヤバい。
ニアだって、ちゃんとした大人だ。なによりも世間的にOKな関係っていうか、王国法的にも手を出しちゃって良い相手だからね。今日は出してないけど。
だけど「妹」はまずいでしょ。もちろん、手を出すつもりはないけど、こっちは、さっきまで抱きしめていたニアの名残もあるし、次の、そして最後になる「メリッサ」への準備が万端なんだよ?
そこに「妹」はないよ!
思わず「メリッサ!」って呼ぼうと思ったら、ツツツツと入って来たクリスに「ダメ」って叱られてしまった。
え? 何でオレが叱られるわけ?
アンビリバボー
「お兄様。聞いてください。一生のお願いです」
「は、はい」
無茶苦茶迫力があって、思わずオレは背中をピン。
ピンとしていた部分は、ちゃんと掛け布の下に押し込んでるよ、もちろん。
「ね? お兄様は、今まで、忘れたふりって言うか、気にしないようにしてくれてましたけど…… 私とリーゼは青い髪に、青い瞳。お兄ちゃんはお父様の金髪にお母様の水色の瞳でしょ?」
「そ、それは!」
ヤバい。ここで、それを持ち出してくるか?
「本当に小さい頃の話は、絶対にお兄ちゃんはしてこなかったし、瞳の色の話なんて絶対に乗ってこなかったし、そんな話を持ちだしたら、いつだって、さらっと話題を変えてましたよね?」
「それは、その……」
いや、それをオレが言うわけにはいかないんだよ。
「微かに覚えている幼い頃のことは、夢かなって思ってましたけど。それに、小さい時の記憶の話をすると、途端にお兄ちゃんは機嫌を悪くしたフリをするから、そのうち、きっと、あれは私の夢だったんだなって思うようになりました。ううん、そう思おうとしてたんだと思います」
震えるクリスを黙って引き寄せて抱きしめる。兄として、だ。
「お兄様がデビュタントでご令嬢方を射止めたという話を聞いて、私、誇らしかったけど夜中に泣きました。なんで私は妹なんだろうって」
「あのな、クリス。それは「お母さまが教えてくださったの!」え?」
もう、こうなると冗談にすることもできないし、話題を変えるなんて許してもらえなさそうな空気だ。
オレが8歳の頃、ウチにやって来た「妹たち」の姿を思い出しながら、背中を撫でてあげるしかできなかったんだ。
「お兄様のデビュタントの後、私がすごく落ち込んでいたのをお母様だけはわかってくださったんです。あ、ごめんなさい。伯母様って言わなくちゃいけないのだろうけど、お母さまには「一生お母さまって呼ぶ」って約束をして教えていただいたので」
あぁ、母さん。とうとう、教えちゃったんだ。
「私とリーゼは、お母様の亡き弟であるグリーン・セレスタミン=クライアッドとセレスティーヌの子どもなんですって。この髪も瞳も私達の実の母であるセレスティーヌから受け継いだものなんですね」
「クリス! だけど、君はオレの妹だ。本当に妹なんだ!」
「お兄様…… そのお言葉、3年前なら嬉しかった。心から嬉しかったです。それにお兄様は、ずっとお優しかった。お兄様の愛情をずっと感じていました。妹として愛情を傾けてくださったのは心から感じています。最高に素敵なお兄様です」
ポロポロと熱い涙が俺の肩に落ちてきた。
「でも、愛してしまったんです。お兄様。心からあなたを愛しているんです。だから…… 妹って言われるよりもクリスって呼んでほしい。一人の女として見て欲しいんです。ワガママですね? でも、もう、自分の心にウソを吐きたくないんです! 愛してます! お兄様!」
母上はオレを産んだ時の何かで弟妹を産めない身体になったらしい。だから身を引いて「次の妻を迎えてほしい」と勧めたのは母自身だったというのは父上から聞いたこと。
けれども、父上は息子の母親は君一人だと突っぱねた。実際、そのころ側室が何人かいたのだけど、誰も子どもを産まなかったから、たぶん、父も「弱い」部分があったのだろうって言うのは、誰にも言えないのだけど。
そこに母の弟と、その妻、すなわちオレの叔父夫妻が幼い我が子を預けて王都に出かけているところで事故に遭った。
原因は、いまだによくわからないけど、わかるのはオレに妹が二人できたってことだけだ。
父と母は「あなたの妹達よ」とオレに言ったし、事情はわからなくたって「今日から妹がふたりできたんだ」っていうのは、幼いオレだって察するよ。それに二人とも本当に可愛かった。オレ達はすぐに本当の兄妹以上に仲良くなれたつもりだ。
ただ、正直に言えば、この数年はクリスのオレを見る目に「恋」が混じっているのは十分に知っていたんだ。
それにね、たぶん、数ヶ月前なら、まだ迷っていただろうけど、もう、なんか「今さら」感がハンパなくて、これでクリスを「兄妹だから」で断るなんてできないっていう感じの方が大きかった。
全ての物事を切り捨てて「この子のことが好きか?」って考えたら、もう、答えは出ていたんだからさ。
「クリス」
「おにぃ…… ショウ様」
「好きだよ。大好きだ」
「好き、私も大好きなの!」
不思議と、すっごく自然にキスができた。
クリスという一人の女の子と素敵なキスができた。
「なんか、嬉しいけど、不思議な気分です」
「うん。オレもだよ。あのさ」
「はい?」
「クリスのことが好きだよ。女の子として大好きだ。愛してる」
「私も! 愛してる! お兄ちゃん! 愛してる! あ……」
「そ、それなんだよ。クリスのことは好きだけど、ショウ様とか言われると違和感がハンパなくて」
「うん。私も、お兄様…… お兄ちゃんの方が呼びやすい」
「じゃ、そういうことで」
「ふふふ。愛してます。お兄様。これからよろしくお願いします」
「あぁ、いろいろと、よろしく」
「それからぁ、あのぉ」
「ん?」
「私、側室じゃなくて良いの?」
「え? クリスが側室?」
ものすごく違和感なんだけど。
「うん。メリッサ様が、私に側妃になるべきだって言ってくださるの」
確かに。オレの妹をやめると実の父は男爵位だったから、正妻達が公爵令嬢だってことから考えれば、普通に「側室」だろう。
だけど、第一夫人であるメリッサが「側妃として認めてあげたい」って意志を示したならオレにとってはその方がイイに決まってる。
「オレとしては、そっちの方が嬉しいよ。一緒に食事ができないと寂しいじゃん」
「ふふふ。もう~ やっぱり優しいお兄ちゃんなんだからぁ」
クルンとイタズラな瞳を回してから、腰から下に掛かってる布をチラッと見た。
「ね? 私は今すぐでも良いんですけど、どうしますか?」
「え?」
「だって、側妃にしてくださるのでしょう? あの、わたし、それなりに覚悟してきたし、あの、その、今すぐにでも大丈夫ですよ?」
そう言いながらも、顔を真っ赤にして、ドギマギしているのはモロバレだよ。
「クリス。さすがに、いきなりは、ちょっとね。オレにとってもハードルが高過ぎだ」
妹相手に、しかも相手は11歳だよ。さすがにそれはないw
「わかった。今は無理しません。お兄ちゃんがい~っぱい無理しちゃってるのは聞いちゃってたしぃ」
「こ、こら! クリス!」
「ふふふ。これからよろしくお願いします。あ、お兄様、ずっとこうしていたいけど、でも、まず、背中を押してくださったお姉さま方に、ありがとうを言ってきますね!」
チュッ
もう一度、熱いキスをしたクリスは、子鹿のような足取りで出て行ったんだ。
ドアの向こうで、温かい拍手や「おめでとう」が聞こえてきて、オレは改めて優しい妻達に愛を感じたんだ。
と思いつつ、最後に「優しいショウ様にご褒美です」ってメリッサがやってきて、お互いにお礼を言い合って…… 無茶苦茶、頑張りました。
で、夜中に目が覚めたのが、今なんだよ。青い髪のおでこに、チュッと軽いキス。
寝顔は何度も見てきてきたけど、やっぱり特別だよね。
今日は、みんなと一緒に寝てるから、ちゃんとパジャマを着てるので、ちょっと安心。ちょっぴり残念w
優しくって、嬉しい匂いと温かさに包まれながら、ふっと思い出したんだよ。
「そう言えば、オレのレベルって、どうなってる?」
久し振りにステータスボードを見たらレベルアップしてた。
【ショウ・ライアン=カーマイン】
オレンジ・ストラトス伯爵家 長男
サスティナブル王国 子爵位保持
レベル 9(NEW!)
HP 125(NEW!)
MP 512(NEW!)
スキル SDGs(レベル2)
【称号】無自覚たらしの勇者・バットマン危機一髪
ケンカ上等 (NEW!)
煽りの勇者 (NEW!)
王国の若き英雄(NEW!)
美少女総取り男(NEW!)
騎士団の誉れ (NEW!)
★☆☆☆☆ ゴミをMPと引き換えにランダムで呼び寄せられる
★★☆☆☆ 見たことのあるゴミを指定して呼び寄せられる←今、ここ
★★★☆☆ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
★★★★☆ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
★★★★★ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
MPがエグいことになってるよ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
作者より
いや~ クリスちゃんについては延々と長~い伏線を張ってきました。
1章の第1話で違和感を感じたコメントが付いたので、ドキッとしちゃいました。
そりゃ「おにぃ」は定番ですものねぇ~
ミィルは? とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、身分制のある社会なので、こういう場だと「会議」の方にはメリッサの招きでオブザーバー参加しますが、「ご褒美」の方は別。ミィル本人も「参加者」ではないと思っています。むしろ、夜中に、そっとみんなに毛布を掛けてあげるのがミィルの喜びです。
小さな声で「クリス様、良かったですね」って最高の笑みを見せてくれました。
ちなみに前話のメリッサちゃんのセリフです。
「あ、でも、ニアに限らず、シーツにお印が付くのは、今回だけご自重くださいますよう」
みなさま★★★評価へのご協力に、とっても感謝しています。
本当にありがとうございます。
お手を煩わせていただいたおかげで、順位アップできると
作者のやる気は爆上がりです!
応援してくださるみなさまに作者は大感激しております。
評価って言うか応援のつもりで★★★をお願いします。
できれば、50位以内に入りた~い!
新川は褒められて伸びる子です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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