第12話 新歓キャンプ 7
貴族は妻や側妃(側室)を何人抱えてもOK。むしろ、それがステータスだったりする。だから、結婚する前でも相手の家長が認めていれば婚約者が何人いても良いし、そこに側妃や側室がいても問題ない。
前にも言ったとおり、それでヤキモチを妬くのは女性にとっては「ダメなこと」なんだよ。
特に高位貴族の男性の場合、子どもが生まれるというのは領地の住民を巻き込んだお祭り騒ぎの吉事だ。
家の繁栄もそうだけど、領民にとっては経済が活性化するので、積極的に奨励されているほどだ。
オレンジ領は、かつて無いほどの活気に満ちているから、なおさら期待が大きい。
しかし、である。
「順番を着けるのって言うのがなぁ」
ふたり以上いると、なにかと優先順位をつけないといけない。
例えばパーティーの時に「誰をエスコートするのか」ってのは、常に頭を悩ますだろう。ボッチ体質で女の子の扱いに慣れてないオレにとって、切実な悩みになるに決まっている。
そう思っていた時期もありました。
『この世界は、つくづく、オレに優しくできてるんだよなぁ』
メリッサと話したのは、キャンプが始まるもっと前のこと。
「お願いがあります」
そうやってメリッサが切り出してきた。
たいていのことは叶えるけど、そもそも正面から何かお願いされるのは珍しい。
「なぁに? なんでも言ってよ」
「ありがとうございます。あの、新歓キャンプでの舞踏会のことなんです」
「あ、あれね。エスコートの話?」
「はい。今回はメロディーさんをエスコートをしていただきたいのです」
「それは良いんだけど」
「もう一つあります」
「うん。いいよっていうか、メリッサはどうするの?」
「そのことなんです」
さっきよりも、さらに言いにくそうだ。
「あのぉ、けっして、これはショウ様をないがしろにするとか、そちらの人が良いというわけでは、決してないのです。それは、ぜひとも信じていただきたいのですが」
「ん? どうしたの?」
「一族の者が…… 従兄が2年生におりますので、私は、そちらにエスコートを頼んでもよろしいか、許可をいただきたいのです。」
メリッサが、こんなにビクビクしているのは珍しい。でも、オレは即答した。
「なんだそんなことか。メリッサが言うなら、それが良いと思うよ」
「え?」
頼んでおいて、そこで驚かれても困るんだけどねと、ウィンクしたら、真っ赤になってしまった。
才媛の名をほしいままにするメリッサは、こういう所がすっごく可愛い。オレの前でだけ「中学生の女の子」に戻る特別感がいいんだ。
実はメリッサが頼んできたことって意外と深刻な話なんだよ。
女性はエスコートされないとパーティー会場に入れない。例外は夫や婚約者が戦場にいる場合だ。(この場合は逆に、白い指輪をはめた上で「エスコートされない単独」か「父親にエスコートされる」のがマナー)
基本的にエスコートされるのは「一番親しい人」という意味になるのでエスコートを頼めない女性は、兄弟や親戚筋に頼むことになる。(「父親」を除く)
妻が複数いる場合は「第一夫人」が色々な人間関係を踏まえて「今回の夫は誰をエスコートするのか」を決めるんだよ。
デビュタントの時はメリッサだったから、今回はどうしようと思っていたんだよね。
オレがあれこれ考えるよりも、ちゃんと先に考えて提案してくれたというわけだ。
『正直、ちょー助かるよ!』
メリッサからしたら、オレ以外の男にエスコートを頼むと「自分から」言っているわけで、オレが怒るかもしれないって思ったんだろう。
それが逆に、笑顔で即答したから、メリッサはホッとしたらしい。
いや、ホッとするも何も、オレの作戦は「みんなお任せ」だからさ。
「エスコートの話をメロディーに言わせないで、君が言ってきたことも意味があるんだろ?」
「はい。仰る通りです。私がお願いしなくてはなりませんでした」
意外、という顔をしたメリッサに「これは母から教えられたことなんだ」と、説明をしたんだ。
・・・・・・・・・・・
バネッサちゃんのシーツが翻ってから実家に戻って、オレは母上に呼び出された。
珍しく、笑顔よりも真剣さばかりの顔でこう言ってきたんだ。
「息子と言えども貴族家の男子です。ゆくゆくはオレンジ領の大黒柱になるあなたに細かい小言を話すつもりは無いの」
「はぁ…… すみません」
「謝る必要は無いわ。バネッサちゃんのことは、お館様もお認めになったことですしね。あなたも気付いていたみたいですけど、もともとは正妻候補よ。本人もしっかりした子だし、とてもお似合いよ。ちょっと予定とは変わったけど、あなたの決断を母として全面的に祝福いたします」
「ありがとうございます」
ちょっと、ホッとした。
「ただし、メリディアーニ様とメロディアス様のことがありますからね。妻となる人達の関係をきちんとしていく義務があるわ」
「はい。母様」
「どうしたらいいか分かる?」
「えっと、なるべく平等にすること、ですか?」
なんか、母上的に「こりゃダメだ」的な回答だったらしい。一度、ため息みたいなのを吐いてから、真っ直ぐにオレの目を見た。
「女にとって順位はあっても良いけど、愛情の順番はつけられたくないものなの」
「愛情の順番?」
「誰が一番好き、なんて考えてる?」
「あの、それは、その……」
ヤバい、マジでわからない。オレって、クズ君だったのかな?
「あの、みんな可愛いし。性格も良いし……」
みんな、ぼよょ~んが、ってことは言葉にしなかったけど、母さんは見透かした目をした気がする。
要するに、オレはクズ君みたいに、女の子を独り占めしたいんだなって自覚してしまう。
ごめんなさい、母さん。
「どの子も、みんな可愛くて、全員が一番です」
それが本音です。
「それでいいのよ! 素晴らしいわ!」
まさかの全面肯定?
「あなたはみんなを平等に好きになれば良いわ。むしろ、誰が一番好きだなんて考えてしまったら、他の女が傷つくわ? 全員を『一番好きだ』って本気で言えるなら、大したものね。我が子ながら、本当に立派よって褒めてしまうわ」
母上の表情には、イチミリもウソや冗談が混ざってない。貴族の世界の常識らしい。日本人的に言えば、そんなの優柔不断のクズ野郎なんですけど……
「でもね、一緒に暮らす以上、色々なところで順番とか優先順位が必要になるでしょ? それは、あなたが決めちゃダメ。だって、君が一番って言ってる人が順番を決めたらおかしいもの」
「えっと、じゃあ、優先順位を誰が?」
まかさの
「メリディアーニちゃんよ。彼女は優秀だし、ちゃんとした教育を受けてきてるから、必ず上手く行くわ。家格としても最上位だし。他の人も認めるはずよ」
「え?」
「あなたの場合、とても恐れ多いことだけど、第一夫人はメリディアーニちゃんになるでしょ? それに何となくだけど、これからも女性が増えていく気がするの。だから全部、彼女に任せてしまいなさい」
丸投げOK?
「その方が上手く行くし、誰も傷つかないわ。あなたは、みんなを愛することだけを考えなさい」
・・・・・・・・・・・
「ってことなので、メリッサが言うことを受け入れるし、今後も君に任せるから」
「なんて素敵なお母様なのですか!」
目を輝かせて、オレの手を両手でガッチリ掴んでくれた。
「私、もう、お母様のファンです。ショウ様のような素晴らしい男性を育てた賢夫人として、お母様の名前が王国史に残るように頑張ります!」
喜んでくれてるのは良いんだけど、言ってることがデカすぎる件。
しかも、この決意って絶対にガチだよね?
さすが公爵令嬢っていうか……
なにはともあれ、パーティーが始まった。
正式なものとは違って、一度集まってから、ホールに組み立てた「入場門」を順番に通る形式だ。
小学校の運動会を思いだしてほしい。始めからグラウンドにいるのに、種目ごとで、わざわざ門から入場したじゃん?
イメージ的には、あれに似てると思ってくれ。
それにしても、今夜の二人は綺麗だった。
メリッサは淡いブルーのドレスが大人っぽい。気品と美しさを絶妙にバランスさせてる。もちろん、オレの瞳の青に合わせた濃いブルーのサファイアを使った髪飾りでまとめてる。
オレがエスコートするメロディーは黒髪に合わせたドレスが赤。深紅よりも少しバラ色に寄せた感じだ。
メリッサとメロディーはサファイアを埋め込んだ大人っぽいチョーカーをお揃いで着けている。「私達はショウ様と恋人です」を示すみたいに胸を張っている。
二人が会場で目線を合わせれば、そこにあるのは友情とか、連帯感。お互いに素晴らしい男性の伴侶となったことを祝福する目だ。
そのうえ、二人のデコルテを飾る見事なネックレスが一際輝いていた。おそらく王都での最も格の高い社交の場でも見かけることのないレベルだと、一目で全員が思い知るレベルだ。
比べるとか、そういう話ではない。誰も見たこともないどころか、話にも聞いたことが無い輝き。それに、現代までに研究され尽くした「カット」のデザインは、光の反射が全く違う。
「さすが、公爵家のご令嬢のネックレスね」
「あんなに大きなダイヤ、見たことある?」
「それに見たことがないほど細かいカットよね」
その時、囁き声が言った。
「そんなこと、言っちゃダメよ! 不敬になってしまうわ」
「でもぉ」
「大きさもすごいけど、輝き方が違うわ。あのカットがどうなっているのか、ぜひ見せていただきたいわ」
「メリディアーニ様とメロディアス様がお付けになっているのって、お揃いよね?」
「となると、あれはプレゼントなんだわ」
最初に、二人の胸元に目を奪われた女性陣は、目をまん丸に見開いたまま、メロディーをエスコートしているオレに注がれた。
はーい。その通り。
今回が初のご披露だよ。恋人に送ったジルコニア。1個300円だったヤツw
もう、それだけでパニックになったみたいだ。教師陣は、それを知ってか知らずかわからないけど、視線をチラチラこちらに向けてる。
王子もいないし、メリッサの従兄だというノーヘル様は、落ち着いた紳士だ。オレに対しても親切に接してくれたから、ストレスフリー!
「ありがとうございます」
さすが公爵家に連なる人だけに、背も高いイケメン君だ。ノーマン様の弟の次男だったよね。
「礼には及ばない。お館様からも厳しく言われているからな」
真面目そうだ。この人なら、ホールドもちゃんとしてくれるだろう。
ん? ホールドって何かって? 実はこれが大事なポイントだ。
ほら、お城のダンス・パーティーのシーンって、異世界もののマンガで定番じゃん?
ほとんどのマンガが右手を腰に当てて踊ってる。
あれ違うんだよ!
特別なシーンは別として、普通の「社交」用のダンスでは右手の位置は女性の肩甲骨の辺りに当てられるのが原則なんだ。
この手の位置で女性の身体を支えるんだ。しかも、女性の場合、疲れたら男性の腕に左腕を乗せて良い 笑笑
ただでさえ力が必要なのに、女性の腕も支えて、しかも肩に力を入れちゃいけないんだぜ? 「ホールドは背筋で保て」っていうのがダンス教師の教えだ。
無茶苦茶キツイ。慣れてないと背中と腕の二頭筋がマジで攣る。
紳士は顔で平気を装いながら、必死になってこの位置を保たなくちゃいけない。だから「
無理なことを無理で無くすために、貴族の子ども達は小さい頃から練習する必要があるし、逆に平民の子ども達は綺麗なダンス・ホールドを苦手にする。
でもね、何事も抜け穴って言うか「やり放題」の部分があるんだ。
男がその気になったら「
一度やってみてほしいんだけど、誰かに腰を押さえられて
まともに動けないんだよ。しかも、その状態で女性がターンすると、どうしても、手がヒップを撫でる形になる。
わかるかな? この意味が。
だから「
でも、やりたがるヤツが後を絶たない。特に身分差があると文句を言えないことを利用して、やり放題にするやつがいるんだ。
王子がメリッサかメロディーと踊れば100パーセント「腰ホールド」をするつもりだ。
それはさせないよっというのが当たり前。
それもあるんでメリッサとメロディーは王子と踊りたがらなかったし「後で叱られるリスクを冒してもいいから、ワンチャンありかも」ってバカも排除しなきゃいけなかった。
その点、従兄がパートナーなら大丈夫。本家当主を怒らせるようなマネは間違ってもできないし、そもそもノーヘルさんは真面目そうだ。
『まあ、だからこそメリッサに選ばれたんだろうし』
ってことで一曲目がスタートだよ。
本来、騎士爵辺りの子は端の方で踊ることが多い。ルールじゃないけど、空気を読むのは貴族として当然だからだ。
ところが、オレの友達だって「特権」を利用したのだろう。すぐ横で、トビーはミルメェルと、ジョンはチハルちゃん、そしてルミは、なんとケントと踊っていたよ。
すごいな、おまえら。何気にコミュ能力高いじゃん。
あ、今日はデビュタントの時と違って「最初のパートナー」以外は、とりたてて意味はない。全部で何曲踊るのかも不明だしね。
もちろん、オレはメリッサとメロディー以外と踊るつもりはなかっし、二人もオレ以外とは踊らない。(メリッサは儀礼上、ノーヘル様とは最初に踊った)
あ、正式なマナーだと「ホールド中は女性の肩甲骨の部分に手を当てる」と言えども、背中にベッタリと手を当てて良いのは恋人だけだからね。
恋人同士では無い二人が踊っている時、そうやって手を当てるのは「ダンス中の告白」として女性の憧れらしい。
嫌なヤツにされたらセクハラ、好きな人にされると告白ってのは前世でも同じかなぁ。きびしー 世の中だよね。
そんな厳しさはよその話。
オレは掌にメロディーの柔らかさを十分に感じながら、三拍子に乗せてゆったりと甘い世界で踊る。
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
二人で 踊ろう ワルツを
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
踊り、ましょ
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
ワルツを
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
今宵、おーどーりー ましょ~
前世ではウィンナーワルツと言われた、三拍子だけど二拍目がホンの少し短い、クセのあるワルツだ。だけど、一度身体が覚えると二人の呼吸を合わせるのにピッタリなんだよね。
メロディーがうっとりとオレに全てを委ねてる。
「ありがとう、ございます。素敵です、ショウ様。ダンスも。プレゼントも。これをショウ様が贈ってくださったのを、みんながわかってくれましたね」
背中を支える手に身体を任せるのが恋人としてのお作法だ。メロディーは全身全霊で「全てをあなたに任せます」って伝えてくる。
そのくせ、スカートの裾に隠された脚は、小刻みで正確なステップを踏み続け、オレと呼吸を合わせて全力で踊る。
どの瞬間を見ても、滑るように流れるように動いてる。
楽しそうに、嬉しそうに、そして誰よりも気高く、美しい動き。
子どもの頃から受けた公爵家の教育の成果だ。
最高に楽しそうにしながら、誰よりも綺麗なステップを踏めるように練習してきたんだ。その間も、背中の手に「信頼」という重みを乗せて、会話まで「好きです」と伝えてくるんだもん。
こんな美少女と踊るワルツなんて、永遠に続けていたくなるに決まってる。
背筋が持てば、だけど。
「メロディー」
「はい」
「スキだよ。君がこの世で一番好きだ」
「あぁああ、幸せです。お慕い申し上げます。ショウ様」
そんな睦言を交わしながら、笑顔でフロア中央のターンを華麗に決めるメロディー。
そのすぐ隣で「ダンス教師との練習」そのもの、といった風情で、完璧なターンとステップを美しく見せつけて、気高さと華やかさを振りまくメリッサ。
その相手ができるノーヘル君も、中々に優秀と見た。就職を決めてないようなら、うちに来てくれないかな? 内政官あたりを任せちゃうんだけど。
そんな邪な想いを秘めつつ、メロディーとの恋のステップは甘やかに続く。
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
ワルツを
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
踊りましょ
ワン・ツ・スリー ワン・ツ・スリー
ワルツを、今夜、おーど、りー ま、しょー
曲が最大に盛り上がるラストが近い。
ターンを決めてから、背中を支えられた女性が、思いっきりのけ反ってのラストポージング。
クルン
決めっ……
「きゃぁああああああ!」
ポージングに入った全員が、悲鳴の方向を向いた。
「このゲストハウスは、オレ達が乗っ取った。文句のあるヤツは相手になるぜ」
汚ねぇ、オッサンがダミ声で叫んでる。
ドカドカドカドカ
汚い連中が10数人。
とっさにメロディーをかばいつつ、メリッサの腕を掴まえて引き寄せる。
ノーヘル様は、さすが公爵家の分家だけはある。自然な動きでオレの横に立って「女性を守るポジショニング」だ。
やっぱり、うちの領に来ませんかね?
入って来た連中は、ホールの光に照らされると、あちこちに血が付いているのがハッキリした。
とっさに気になったのは護衛騎士さんのこと。
無事でいてくれよ。っていうか、王子の護衛がいなくなった途端、実は紙装甲だったってやつ? ダメじゃん学園。
とりあえず、ホールでは、オレ達以外に動ける人間はいなかった、元騎士団員である先生方も茫然としているだけ。理由があるんだ。
「へへへ。コイツは
そうなんだよ。ダンス中は教師と言えども帯剣してない。コイツらは、それを知っていて狙ったんだ。
せめて先生方にも武器があれば、それほどの人数ではない。
メリッサとメロディーが小さな声。
「ショウ様?」
「ど、どうしたら」
可哀想に震えてるじゃん。
オレの恋人を怖がらせた罪は重いからね?
「大丈夫。全部、オレに任せろ。あ、ただちょっとだけスカートを使わせて」
メロディーは偉かった。意味不明だったはずなのに、ノータイムで「もちろん、どうぞ」と笑顔まで見せたんだからね。
すごい信頼だよ。
任せておけ、その信頼に応えるからね。
コイツらの好きなようにはさせない。
出現場所はメロディーのスカートのひだの中。
「出でよ! 少年野球のバット×10」
びよょよよよ~ん。
ガランガランガランとスカートの中から、ありえないものがゴロゴロと飛び出てきて、そいつをジョンとトビー、それにノーヘル様に放り投げる。
「二人を守っていろ! 絶対に前に出るなよ。ケントは、この棍棒を先生方に渡すんだ!」
「「「え?」」」
「後は、オレに任せろ!」
超々ジュラルミンのバットを両手に持って、オレは無造作に前に出たんだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
作者より
出ました! いよいよバットの乱闘シーンです!
異世界もので、金属バットを振り回す主人公は、たぶんめったにいない!
いたとしても、いないことにして前代未聞の立ち回り。
ちなみに前話で見た「馬車が重くて車輪が沈んでいた」のは武器を隠して積んでいたからです。
学校がテロリストに襲撃される……厨二病患者の夢が、今実現するw
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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