第15話導き出したエンドロール
その日の午後三時……、天城·浜野·渡辺の三人は性も根も使い果たし、デスクの上で力尽きていた…。
「おーい、みんな。大丈夫か?」
沙奈部長が声をかけた、三人はムックリと頭を上げる。やつれた顔が三人の疲れを証明している…。
「…すいません、沙奈部長。」
「みんな、もう一踏ん張りだ。絶対に作品を書き上げてみせろ!」
沙奈部長の励ましを受け、三人は話の先を進め始めた。
「…この先なんだよな、トビラの向こうには楽園があって、みんながのびのびとした安泰を手に入れた。」
「だけど楽園には一つだけ無いものがあった…、それはワクワクするような行動力と刺激。それはとても大切なものだった…。」
「それに気づいた子どもは、楽園の固く閉ざされた出入り口を抜け、元いた世界へ帰り着く…。」
三人の脳内ビジョンが、今直列に繋がり新たなアイデアを描き出した。
「見えた…!」
「あぁ、ぼくにも見えた。」
「おれも、これなら…!!」
そして三人は、脳内ビジョンで掴んだアイデアを文章にしていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます