第7話統合失調症

最近は、部屋で独り言が多くなった蒼馬をあかねは心配で、F保健大学病院に蒼馬を連れて行った。

受診科目は、精神科。

色々なテストや検査の結果、蒼馬は統合失調症だと診断された。

蒼馬は即日、措置入院。

精神科の閉鎖病に蒼馬は送られた。

あかねは、1人で育児して、保育園に生まれて10ヶ月の子供を預け働いた。

不安でしょうが無かった。

2週間で蒼馬は退院したが、働く以前に不眠症と意味不明な言葉を発する。

そんな旦那なのに、あかねは献身的であった。


少し良くなると、蒼馬はまだ働けないが、保育園の送り迎えした。

そして、蒼馬は障害年金の存在を知り、手続きして、受給されるようになり、あかねはいくぶんか生活が楽になった。

旦那が統合失調症で有ることを、親、姉弟に言えないし、会社にも秘密にしていた。

蒼馬には悪いが、バリバリに働いていると、周囲に話していた。

その事実を知った蒼馬は、落ち込み睡眠薬を200錠飲んで、救急車で運ばれた。

あかねは涙を流した。

自分自身も大変だが、蒼馬はずっと苦しんでいることを理解した。

それから、1年経つと蒼馬は福祉作業所で働く様になった。

蒼馬は仕事が楽しそうだった。

「あかね、ゴメンな。転職活動するから」

「無理しないでね」

と、会話し2年後にはある銀行の障がい者枠で働くなるようになった。

今、蒼馬とあかね、子供は幸せに暮らしている。


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主人が統合失調症になりました 羽弦トリス @September-0919

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